みなさんこんにちは😃 藤が丘・長久手の歯医者、くるみ歯科こども歯科です🐿
今日は当院で扱っている、主な歯の詰め物と被せ物の種類についてお話ししたいと思います。 1、パラジウム いわゆるお馴染みの銀歯です。 金銀パラジウム合金という材料で作られます。 保険適用の材料なので、経済的な選択肢として考えられます。 強度が高く、長期間の使用に耐えうる耐久性を持ちます。 そのため、大きな欠損や歯の咬合力に対して適応性があり、咀嚼における負荷分散に優れています。 一方、銀歯は灰色や黒色をしており、他の材料と比較して審美的な面で劣るため、会話をしている時に見える範囲の歯には特に好まれないことがあります。 また、金属が唾液で溶けてイオン化し、銀の材料が錆びたり腐食してしまったり、歯茎に金属色が沈着して銀歯の周りの歯茎が黒くなったりすることがあります。(メタルタトゥーといいます。) それと同時に、体内にも蓄積し、突然口腔内に赤みが生じたり、かゆみが出たりといった金属アレルギーを引き起こす場合があることも短所としてあげられます。 2、セラミック 陶材でできた白い詰め物・被せ物です。 透明感があり、天然の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。 こちらは金属を使用しないため、メタルタトゥーや金属アレルギーの心配はありません。 また、銀歯に比べて汚れやプラークがつきにくく変色もしにくいため、長期間白さが長続きします。 そして、詰め物・被せ物は院外の歯科技工士さんが加工の難しいセラミックを丁寧に加工し、作製してくださるので、歯への適合性がより良いものが出来上がります。 当院ではe-maxとジルコニアという2種類のセラミックを扱っています。 e-maxは色調が豊富で、より天然歯に近い透明感と白さを兼ね備えた詰め物・被せ物を作製することができます。 ただ、他のセラミック材料に比べてやや脆いとされているため、歯軋りや食いしばりで強く力がかかる歯に使用すると割れてしまうことがあります。 もう一つのセラミック、ジルコニアはe-maxに比べて非常に高い強度と耐摩耗性、耐久性を持ち、咬合圧や噛む力が強くかかる歯にも使用できます。 一方で、e-maxよりも透明感と色のバリエーションはやや劣ります。 セラミックの短所としては、e-max、ジルコニアともに保険が適用されず、高品質な材料であるため治療費が高額になることが挙げられます。 また、時間をかけて作製する必要があるため、保険の材料に比べて、型どりをしてから次に接着するまでの期間が2〜3日長くなることがあります。 ※セラミックの詰め物と被せ物です。 ※左側が保険適用の被せ物、右側がセラミックの被せ物です。左側はパラジウム合金と歯科用プラスチックでできた前装冠といいます。 ※裏側から見てみます。右側がセラミック。左側が前装冠です。 3、ゴールド 金合金で作られた詰め物・被せ物です。 金は非常に強い材料であり、金歯は長期間の使用に耐えうる耐久性を持ちます。 他の材料に比べて歯に密着しやすく、詰め物・被せ物の密封性や咬合力の分散に優れているため、治療の終わった歯が詰め物・被せ物の隙間から再度虫歯になる(2次カリエスといいます)リスクが低いと言われています。 また、金は金属なのですがアレルギーを引き起こしにくく、先に述べた適合性の良さや2次カリエスになりにくいという特徴も持ち合わせているため、歯にとって利点の多い材料と言えます。 短所としては、色が白ではなく金色であるということと、保険が適用されないために治療費が高額になることが挙げられます。 4、CAD/CAM 保険が適用される白い詰め物・被せ物です。 レジンと呼ばれる歯科用のプラスチックにセラミックを混ぜたハイブリッドレジンと呼ばれる材料でできています。 使用できる歯にはいくつか制約があるので、歯科医師と相談の上で選択していただけます。 金属ではないので金属アレルギーやメタルタトゥーの心配はありません。 また保険の範囲内で治療ができるので経済的です。 短所としては、金属やセラミックより耐久性が劣り、使っているうちに摩耗や破損が生じることが挙げられます。 そのため、歯軋りや食いしばりのある方にはお勧めし難い材料です。 また、最初は艶があって綺麗な詰め物・被せ物なのですが、使用しているうちに着色したり、光沢が失われたりしていきます。 以上、当院の主な詰め物・被せ物の種類をご紹介しましたが、いかがでしたか? 当院では模型もご用意しておりますので、実際に実物もご覧になってみたい方は、スタッフまでお知らせくださいね。
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