こんにちは! 藤が丘・長久手の歯医者、くるみ歯科こども歯科です🦷
長久手市で行っている歯科検診は以前紹介した「妊産婦歯科健康診査」以外にも、 「歯周病検診」があることはご存じでしょうか? 長久手市在住の20歳・30歳・35歳・40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・ 75歳・80歳の方(令和6年3月31日時点の年齢)を対象とした歯周病検診が 令和5年8月1日(火曜日)から令和6年1月31日(水曜日)まで受診可能です。 対象者には受診券がご自宅に郵送されていますのでご確認ください! 今回は 歯周病についてお話しさせて頂きます。 ■歯周病とは? 歯周病は、歯肉や歯を支える組織である歯周組織の炎症を指します。 歯周病は通常、細菌の蓄積によって引き起こされ、未処理の場合、進行し、 重大な口腔健康問題を引き起こす可能性があります。 ・歯周病の主な原因 歯周病の主な原因は、細菌の蓄積による歯垢(プラーク)と 歯石(タータル)の形成です。 歯垢は食べかすや唾液中の細菌が歯の表面に付着して形成され、 時間が経つと硬化して歯石になります。 歯石は歯垢と共に歯の根の周りに蓄積し、炎症の原因となります。 ・歯周病の症状 歯周病の症状は段階的に進行し、初期から進行期にかけて異なります。 主な症状には以下が含まれます: ①歯肉の出血:歯磨きや歯間ブラシを行う際に歯肉が出血することがあります。 ②歯肉の腫れ:歯肉が赤く腫れることがあり、 健康な歯肉よりも腫れたように見えます。 ③口臭:歯周病は口臭の原因となることがあります。 ④歯肉の後退:歯周病が進行すると、歯肉は後退し、 歯の根が露出することがあります。 ⑤歯のゆるみ:進行期の歯周病では、歯がゆるんだり、 動いたりすることがあります。 ⑥歯の喪失:最も深刻な場合、歯周病は歯を失う原因となります。 ■歯周病の予防 歯周病の予防は非常に重要です。以下は歯周病を予防するためのいくつかの方法です。 ①適切な口腔衛生:歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを定期的に使用し、 歯垢や歯石の蓄積を防ぎましょう。 ②定期的な歯科検診:歯科医との定期的な診察を受け、 歯周病の早期段階で問題を発見しましょう。 ③健康的な食事習慣:バランスの取れた食事を摂り、 砂糖や高脂肪の食品の摂取を制限しましょう。 ④喫煙の避ける:タバコは歯周病のリスクを増加させるため、 禁煙を検討しましょう。 ⑤ストレス管理:ストレスは免疫システムを弱め、歯周病の進行を促進する 可能性があるため、ストレスを管理することが重要です。
■歯周病の治療 歯周病が進行した場合、治療が必要です。治療法は症状の重さによって 異なりますが一般的な治療法は以下となります。 ①歯垢と歯石の除去:歯科医師による歯垢と歯石の除去が行われます。
②歯周ポケットの浄化:歯周ポケット内の細菌や炎症を取り除くために 歯周ポケットの浄化が行われることがあります。 ③抗生物質の処方:重度の歯周病には抗生物質の処方が必要な場合があります。 ④外科的治療:進行が著しい場合、外科的な処置が必要となることがあります。 歯周病は口腔健康を脅かす重要な問題であり、その予防と早期治療が非常に重要です。 歯周病に対する意識を高め、定期的な歯科検診を受け、 適切な口腔衛生習慣を実践することが、 歯周病のリスクを軽減し、口腔健康を維持するために不可欠です。 ■歯周病と全身健康の関連 歯周病は口腔内だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことが研究によって示唆されています。 特に、歯周病と以下のような全身の疾患との関連が指摘されています。 ①心臓疾患:歯周病と心臓疾患の関連が研究で示されており、歯周病が心臓病の リスク因子となることが報告されています。 ②糖尿病:歯周病は糖尿病のコントロールを難しくする可能性があり、 逆に糖尿病も歯周病の進行を加速させることがあるとされています。 ③呼吸器疾患:歯周病が呼吸器疾患との関連が指摘されており、 特に肺炎などのリスクが増加する可能性があります。 ④妊娠合併症:妊婦の歯周病は早産や低体重児のリスクを増加させる可能性があるため、 妊娠中の歯周病管理が重要です。 歯周病は口腔健康の敵であり、その進行が全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。 適切な口腔衛生習慣を実践し、定期的な歯科検診を受けることは、 歯周病の予防と早期治療に不可欠です。 歯周病についての正しい知識を持ち、口腔健康を守るためのステップを踏むことは、 長期的な健康と生活の質を向上させることにつながります。
口腔健康は全身の健康と結びついており、その重要性を認識し、適切なケアを行いましょう。
当院では、無料で定期検診や予防治療を楽しみながら行える
「くるみカムカムクラブ」を開催しています
詳しくはこちらをご覧ください。