
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
愛知県長久手市、そして名古屋市名東区・藤が丘エリアの皆様、こんにちは。「くるみ歯科こどもクリニック」です。当院では女性院長をはじめとする5名の女医チームが、お子様が怖がらずに楽しく通える小児歯科・予防歯科を中心に、ご家族皆様の健やかなお口の成長を見守っています。
お子様の仕上げ磨きをしているときや、大笑いしたお口の中を覗き込んだときに、ふとこんな症状に気づいて息をのんだ経験はありませんか?
「これから歯が生えてきそうな場所の歯ぐきが、青紫色にぷっくり腫れている……」 「まるで歯ぐきに大きな血豆(ちまめ)ができたみたいで痛そう」 「何か悪い腫瘍や病気なのかな?どこかに強くぶつけたのかな……」
大切なお子様のお口の中に、青紫色の不気味な腫れや膨らみが見つかると、お母様・お父様は大変驚かれ、心配で胸がいっぱいになってしまいますよね。
このように、歯が生えてくる直前に、その場所の歯ぐきが袋状に膨らんで組織液や血液が溜まってしまう状態を、専門用語で「萌出嚢胞(ほうしゅつのうほう)」や「萌出血腫(ほうしゅつけっしゅ)」と呼びます。
見た目が痛々しいため「恐ろしい病気では?」と焦ってしまいがちですが、結論からお伝えすると、萌出嚢胞のほとんどは「歯が生え揃えば自然に破れて綺麗に治る」一時的な症状です!
今回は、「萌出嚢胞・萌出血腫ができる原因や仕組み」から、「経過観察で大丈夫な理由」、「切開・受診が必要になる判断基準」まで、圧倒的なボリュームで優しく徹底解説します!
1.「萌出嚢胞・萌出血腫」とは?特徴とできる仕組み

まずは、萌出嚢胞が一体どのような状態なのか、なぜ歯ぐきが青紫色に腫れてしまうのか、その仕組みから詳しく解説します。
萌出嚢胞は、乳歯が生え始める赤ちゃん(生後6ヶ月〜1歳頃)から、永久歯(大人の歯)へ生え変わる時期のお子様まで、幅広い成長段階で見られる現象です。
・見た目・形: 歯が生えてくる予定の歯ぐきが、半球状にぷっくりと水ぶくれのように膨らみます。
・色合い: 内部に溜まっている液体によって色が異なります。無色透明〜淡いピンク色のものを「萌出嚢胞」、内部で出血して青紫色〜黒っぽく変色しているものを「萌出血腫」と呼びます。
・できる場所: 乳歯の奥歯や、永久歯の6歳臼歯(第一大臼歯)・前歯が生えてくるときに多く見られます。
・痛みの有無: 見た目は非常に痛々しいですが、多くの場合でお子様自身に強い痛みはありません。
■ なぜできるの?萌出嚢胞が発生するメカニズム
お口の中で成長した歯は、歯ぐきの骨を押し破り、最後に歯ぐきの粘膜を突き破って表面に出てきます。
このとき、歯を取り囲んでいる「袋(歯嚢:しのう)」と歯ぐきの粘膜の間に組織液(サラサラした液体)が過剰に溜まってしまうことで、ぷっくりとした嚢胞(水ぶくれ)が形成されます。
さらに、歯が伸びてくるときに周囲の細かい毛細血管が破れると、その血液が袋の中に溜まり、青紫色や黒っぽい「血豆」のような萌出血腫になります。
転んで口をぶつけたからできたわけでも、親御様のケア不足や感染が原因でもありません。「歯が一生懸命生え出ようとして起こる一時的な生理的現象」ですので、ご自分を責める必要は全くありません!
2.治療や手術は必要?「基本的に放置でOK」な理由

お母様・お父様から最も多くいただくご質問が、「針で潰したり、切り取ったりする手術が必要ですか?」という点です。
結論として、萌出嚢胞の多くは特別な処置を行わず、そのまま「経過観察(放置)」していただいて全く問題ありません!
萌出嚢胞の最大の特長は、下から生えてくる歯が成長して押し上がってくることで、膨らんだ粘膜が自然に破れて中身の液体が出、そのまま綺麗に消えてしまう点です。
歯がひょっこり顔を出せば膨らみは自然と収まり、破れたあとの傷口も数日で綺麗に塞がります。流れた血液や液体はお口の中で流れて洗われますので、体に害を及ぼすこともありません。
そのため、わざわざ麻酔をして切り開くような処置を行わずに、歯が生えてくるのを優しく見守るアプローチが第一選択となります。
ご家庭で絶対にやってはいけないのが、「気になって指で強く押し潰す」「針や爪で突いて破ろうとする」ことです。手の細菌が入って二次感染(化膿)を起こし、激しい痛みや高熱の原因になりますので、絶対にいじらず放置するようにしてください。
■病院(小児歯科)での受診・切開が必要になる判断基準
ほとんどのケースで経過観察となる萌出嚢胞ですが、状況によっては小児歯科での適切な処置が必要になる場合があります。
以下のような症状が見られる場合は、ガマンせずに一度ご相談ください。
通常は痛みが少ない萌出嚢胞ですが、噛み合わせの相手の歯(反対側の歯)が膨らんだ部分に何度も当たって擦れたり、炎症を起こしたりすると痛むことがあります。痛がって食事を嫌がる場合は、痛みを和らげる処置を行います。
② 膨らみが大きすぎて、いつまでも歯が生えてこない場合
歯ぐきの粘膜が非常に分厚い場合や、嚢胞が大きくなりすぎて歯の生出を邪魔してしまうことがあります。歯が生えてくる時期を大幅に過ぎても膨らんだままで歯が出てこない場合は、表面の粘膜を少し切開して歯の通り道を作ってあげる「開窓術(かいそうじゅつ)」を行います。
③ 細菌感染を起こして膿(うみ)が溜まっている場合
膨らみが赤く腫れ上がり、触ると熱を持っていたり、お子様が激しく泣いて痛がったりする場合は、細菌が入って感染を起こしている可能性があります。抗生剤の服用や洗浄などの処置が必要となります。
3.萌出嚢胞に関する愛知県長久手市藤が丘地域のみなさまからよくあるQ&A

赤ちゃんの歯ぐきの青紫色の腫れについて、愛知県長久手市藤が丘地域のお母様・お父様からよくいただく質問にくるみ歯科の女医チームがお答えします!
A. 歯並びや歯の質(虫歯になりやすさなど)への悪影響は全くありません! 萌出嚢胞はあくまで歯ぐきの粘膜の表面近くで起こる現象です。下に控えている歯の芽そのものを傷つけることはありませんので、後から生えてくる乳歯や大人の歯も健康で綺麗な状態で生えてきます。安心してくださいね。
Q. 腫れている部分の歯磨き(仕上げ磨き)はどうすればいいですか?
A. 腫れている場所は無理に擦らず、周囲を優しく磨いてあげましょう! 歯ブラシの毛先が強く当たると痛がったり、傷ついて出血したりすることがあります。膨らんでいる部分は避けるか、柔らかいブラシで軽く触れる程度にとどめ、周囲の歯を丁寧に磨いて清潔を保ちましょう。
Q. 見た目が血豆のようで本当に萌出嚢胞なのか不安です。受診しても大丈夫ですか?
A. もちろん大歓迎です!不安を解消するためにもお気軽にお越しください。 「口内炎や悪性の腫瘍だったらどうしよう」「ぶつけた記憶がないのに紫になっていて怖い」と一人で思い悩むのはお母様にとっても大きなストレスになります。小児歯科でお口の中を診せていただき、「これは歯が生えてくる準備のサインですよ」とお伝えするだけで安心していただけます。
4.一人で抱え込まずに小児歯科の専門家へお気軽にご相談を

大切なお子様のお口の中に青紫色のできものが見つかると、不安を感じてしまいますよね。
- ・萌出嚢胞(萌出血腫)は、歯が生えてくるときに歯ぐきに液体や血液が溜まって膨らむ現象。
- ・転んだりぶつけたりした怪我ではなく、歯が生え出ようとする生理的なもの。
- ・痛みは少なく、下から歯が生えてくれば「自然に破れて綺麗に治る」。
- ・無理に突いたり潰したりするのは厳禁!家庭ではいじらず見守ることが大切。
- ・痛みが強い場合や歯が生えてこない場合は、小児歯科で簡単な切開処置を行う。
「この歯ぐきの紫色の腫れは放っておいて大丈夫?」「いつ頃歯が生えてくるのかな?」と疑問や不安を感じたら、一人で抱え込まずに小児歯科の専門家へお気軽に見せにいらしてくださいね。
くるみ歯科こどもクリニックには、小さなお子様連れの親御様が安心してご来院できるよう、国家資格を持つ専任の保育士が常駐する「託児サービス(キッズスペース)」をご用意しています。上のお子様の検診中に下のお子様を預けたり、ママご自身のクリーニングや検診中に託児を利用したりと、ゆったり過ごしていただけます。
また、長久手・藤が丘周辺の住宅地からもお車でスムーズにアクセスできる、広々とした専用の大型駐車場を完備しています。暑い日や雨の日のお出かけ、ベビーカーでのご来院や抱っこ紐での移動も安心です。
5名の優しい女性歯科医師チームが、お子様の健やかな成長とお口の未来を、お母様・お父様と一緒に優しく温かく見守ります。
スマートフォンから24時間いつでも簡単にWEB予約が可能です。皆様のご来院を、ドクター・スタッフ一同、心よりお待ちしております!
(お電話・24時間WEB予約は☆こちらから) くるみ歯科こどもクリニックは、長久手市・藤が丘エリアで親子の笑顔とお口の成長を支える歯科医院です。赤ちゃんの粘膜チェック、萌出嚢胞・歯の生え始めの確認、仕上げ磨き指導から小児歯科・予防歯科まで幅広く承っております。保育士による無料託児をご希望の方は、ご予約時にスタッフまでお気軽にお申し付けください。
- 院長:竹中 純子
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