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「歯の一部が黄色い?欠けている?」子どものエナメル質形成不全の原因と虫歯を防ぐ3つの予防法


執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


愛知県長久手市、そして名古屋市名東区・藤が丘エリアの皆様、こんにちは。「くるみ歯科こどもクリニック」です。当院では女性院長をはじめとする5名の女医チームが、お子様が怖がらずに楽しく通える小児歯科・予防歯科を中心に、ご家族皆様の健やかなお口の環境づくりをサポートしています。


毎日お子様の仕上げ磨きをしているときに、ふとこんなことに気づいたことはありませんか?


「新しく生えてきた歯の一部が、なぜか黄色や茶色っぽく変色している……」 「歯の表面がツルツルしていなくて、少し凹んでいたり、ざらざら・白く濁っていたりする」 「毎食後しっかりハブラシをしているのに、なぜか同じ歯ばかりすぐに虫歯になってしまう」


「私の仕上げ磨きが足りないのかな?」「甘いものを食べさせすぎたのかな?」とご自分を責めてしまうお母様・お父様もいらっしゃいますが、実はそれ、仕上げ磨きのせいではなく「エナメル質形成不全(けいせいふぜん)」という生まれつきの歯の性質が原因かもしれません。


エナメル質形成不全の歯は、通常の歯に比べてとてもデリケートで虫歯になりやすいという特徴がありますが、正しく理解して早めにケアをしてあげれば、健康な状態をずっと守っていくことができます。


今回は、「エナメル質形成不全が起こる原因」から、「虫歯との見分け方」、「お家でのケアと歯医者さんでのプロテクト処置」まで、圧倒的なボリュームで徹底解説します!



1.「エナメル質形成不全」とは?原因と症状の特徴



まずは、エナメル質形成不全がどのような状態なのか、基本から紐解いていきましょう。

■ 歯の「頑丈な鎧(よろい)」がうまく作られない状態
私たちの歯の表面は、「エナメル質」という体の中で最も硬く頑丈な組織で覆われています。このエナメル質が、食べ物の刺激や虫歯菌の酸から歯の内側(象牙質や神経)を守る鎧の役割を果たしています。
しかし、「エナメル質形成不全」とは、お腹の中にいるとき(または赤ちゃんのとき)に歯が作られる過程で、何らか理由によりこのエナメル質が正常に作られず、薄くなったり弱くなったりした状態で生えてきてしまうことを指します。

■ どんな見た目になるの?主な症状
症状の程度によって、見た目にはいくつかのパターンがあります。
色調の異常(軽度): 歯の表面の一部が「白く濁っている(白斑)」「黄色〜茶色っぽいシミのようなものがある」
形態の異常(重度): 歯の表面に「小さな凹みや溝がある」「歯の先端やくぼみが不自然に欠けている」「全体的に歯が小さく見える」
一見すると「初期の虫歯」や「着色汚れ」にも似ているため、自己判断が難しいのが特徴です。

■ なぜ起こるの?考えられる原因
「お母さんの妊娠中の栄養不足?」と思われることも多いですが、主な原因は歯の芽(歯胚:しはい)が発育する時期のさまざまな複合的要因と考えられています。
乳歯の場合: お腹の中にいる胎児期(妊娠初期〜中期)の母体の栄養状態、体調不良、早産や低体重での出生など
永久歯の場合: 幼少期(乳幼児期)の高熱を伴う全身疾患、栄養障害、あるいは乳歯のときの激しい虫歯や根っこの炎症、お口のケガなど
明確な一つの原因を特定するのは難しいことが多く、誰にでも起こりうるものです。親御様の手入れ不足や妊娠中の行動が原因ではありませんので、決してご自分を責めないでくださいね。



2.放っておくとどうなる?知っておくべき3つのリスク



エナメル質形成不全の歯は、健全な歯に比べてバリア機能が弱いため、放置するといくつかのリスクが生じます。

リスク①:通常の歯の「何倍も虫歯になりやすく、進行が早い」
一番のリスクは、とにかく虫歯になりやすいことです。 エナメル質が薄く柔らかいため、虫歯菌が作り出す酸にあっという間に溶かされてしまいます。一般的な歯であれば初期虫歯で踏みとどまれるレベルでも、エナメル質形成不全の歯はすぐに歯の内側(象牙質)まで虫歯が進んでしまいます。

リスク②:冷たいものやハブラシが「キーンとしみる」
エナメル質の鎧が薄いため、内側の神経に刺激が伝わりやすくなっています。 冷たいアイスやお水を口にしたときにピキッと痛んだり、仕上げ磨きのハブラシが当たるだけで嫌がって大泣きしてしまったりすることがあります。「ハブラシを痛がる」のは、お子様のわがままではなく、本当に歯がしみているサインかもしれません。

リスク③:お食事の力で「歯が欠けやすい」
重度の形成不全の場合、エナメル質が脆(もろ)くなっているため、固いものを噛んだり、毎日の咀嚼(そしゃく)の力に耐えきれず、歯の端っこがポロポロと欠けてしまうことがあります。


■エナメル質形成不全の歯を守る!「お家でのケア」と「歯医者さんでの専門処置」


エナメル質形成不全と診断されても、絶望する必要はまったくありません! 「弱くなっている部分を外側からしっかり補強・プロテクトしてあげる」ことで、虫歯を防ぎ、健康に保つことができます。

■ お家でできるセルフケア
高濃度フッ素配合の歯磨き粉・ジェルを毎日使う
フッ素には、歯の再石灰化(成分を補うこと)を促し、歯質を強化する働きがあります。毎日のおうちケアで高濃度のフッ素ジェルなどを塗り込んであげましょう。
「柔らかめ」のハブラシで優しく磨く
強すぎる力でゴシゴシ磨くと、ただでさえ薄いエナメル質や歯ぐきを傷つけてしまいます。毛先が柔らかく細いハブラシを選び、力を抜いて優しく撫でるように磨いてあげてください。
ダラダラ食べ・ダラダラ飲みを控える
お口の中に食べ物がある時間が長いと、お口の中がずっと酸性になり、形成不全の歯がどんどん溶けてしまいます。おやつの時間を決め、食後は「お茶やお水」でお口をすすぐ習慣をつけましょう。

■ 歯科医院で行うプロのプロテクト処置
・歯医者さんでは、弱くなっている歯の表面を保護するための優しい処置を行います。
歯科医院専用「高濃度フッ素塗布」 お家で使うものよりも格段に濃度の高いフッ素を定期的に塗布し、歯の表面を直接強化します。
・プラスチック(レジン)やシーラントでの「表面コーティング」
表面が凹んでいたり、ザラザラして汚れが溜まりやすい場合は、歯を削ることなく、その上から薄い歯科用プラスチックやコーティング剤(シーラント)を流し込んでフタをします。これでバリアが作られ、ハブラシも当たりやすくなります。
・定期検診での「超早期発見」
形成不全の歯は虫歯の進行が早いため、3ヶ月に1回程度のペースでプロの目でチェックを受け、万が一虫歯になっても「超初期」のうちに対応することが大切です。



3.エナメル質形成不全に関するよくあるQ&A




お子様のエナメル質形成不全について、お母様・お父様からよくいただく質問にくるみ歯科の女医チームがお答えします!

Q. 乳歯がエナメル質形成不全だと、後から生えてくる永久歯も同じになりますか?
A. 必ずしも永久歯まで形成不全になるとは限りません! 乳歯と永久歯は作られる時期が異なるため、乳歯が形成不全だからといって、永久歯も絶対にそうなるわけではありません。ただし、乳歯の形成不全を放置して激しい虫歯になり、根っこに強い炎症が起きると、すぐ下で育っている永久歯に影響(ターナー歯)が出ることがあります。だからこそ、乳歯のうちからしっかり管理しておくことが永久歯を守る一番の近道です。

Q. エナメル質形成不全の黄色いシミや白い濁りは、大きくなったら治りますか?
A. 一度できてしまった形成不全の色や凹みが、自然に健康な歯の形に戻ることはありません。 しかし、大きくなってから見た目が気になる場合は、ホワイトニングを行ったり、薄いプラスチックやセラミックで綺麗に覆う治療を行ったりすることで、美しく整えることができますのでご安心ください。

Q. 歯医者さんで「様子を見ましょう」と言われましたが、本当に放置でいいのですか?
A. 軽度の場合は「削らずにフッ素で保護しながら経過観察」が一番優しい選択です。 「様子を見る」というのは「何もしない」という意味ではなく、「無理に削って歯を傷つけるのではなく、定期的にフッ素を塗りながら虫歯にならないようプロの目で見守っていく」ということです。不安なときは、どのような管理をしていくのか遠慮なくドクターに質問してくださいね。



4.仕上げ磨きのときに見た目の違和感に気づいたら長久手市藤が丘くるみ歯科へ



仕上げ磨きのときに見た目の違和感に気づいたら、それはお子様のお口からの大切なお知らせです。


  1. エナメル質形成不全は、生まれつき歯の鎧(エナメル質)が薄く・弱く作られてしまう状態。
  2. ・「白濁」「黄色〜茶色のシミ」「表面の凹み」などの特徴があり、非常に虫歯になりやすい。
  3. ・仕上げ磨きのせいではなく生まれつきの性質。お家でのフッ素ケアと優しいブラッシングが必須!
  4. ・歯医者さんで表面をコーティング(シーラント)したり高濃度フッ素を塗ることで、虫歯をしっかりブロックできる。


「これって虫歯?それとも形成不全?」「どうやって磨いてあげたらいいの?」と迷ったら、一人で悩まずに小児歯科の専門家へお気軽に見せにいらしてくださいね。


くるみ歯科こどもクリニックには、小さなお子様連れの親御様が安心してご来院できるよう、国家資格を持つ専任の保育士が常駐する「託児サービス(キッズスペース)」をご用意しています。上のお子様の検診中に下のお子様を預けたり、ママご自身のクリーニング中に託児を利用したりと、ゆったり過ごしていただけます。


また、長久手・藤が丘周辺の住宅地からもお車でスムーズにアクセスできる、広々とした専用の大型駐車場を完備しています。暑い日や雨の日のお出かけ、ベビーカーでのご来院も安心です。


5名の優しい女性歯科医師チームが、お子様の歯の性質に優しく寄り添い、健康なお口の未来を、お母様・お父様と一緒に温かく見守ります。


スマートフォンから24時間いつでも簡単にWEB予約が可能です。皆様のご来院を、ドクター・スタッフ一同、心よりお待ちしております!


(お電話・24時間WEB予約は☆こちらから) くるみ歯科こどもクリニックは、長久手市・藤が丘エリアで親子の笑顔とお口の成長を支える歯科医院です。子どものエナメル質形成不全のチェック、シーラント・高濃度フッ素塗布、小児歯科・予防歯科まで幅広く承っております。保育士による無料託児をご希望の方は、ご予約時にスタッフまでお気軽にお申し付けください。

くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

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