みなさんこんにちは。 藤が丘・長久手の歯医者、くるみ歯科こども歯科です🐿
今回は、当院で今後導入予定の矯正装置、「プレオルソ」について お話させていただきます。 以前、歯並びは、遺伝だけでなく、クセや習慣、姿勢などのによりお口の中のバランスによって変化してくるとお伝えしました。(2023年2月3日のブログ参照) この装置の特徴は、1つ1つの歯に固定式の矯正装置をつけてワイヤーで歯を直接動かすものではなく、口の周りや舌の筋肉を鍛えることで歯並びを改善するということです。 また、歯並びだけでなく、「咬み合わせの改善」、「口呼吸から鼻呼吸へ」、「舌のトレーニングによる正しい嚥下、発音」なども目的としています。 ⭐︎装置について 上下一体型のマウスピース装置なため、取り外しが可能です。 お子さんが嫌がる固いプラスチックではなく、やわらかい素材を使用しているため、お口にフィットするので、痛みや違和感が少なくつけることができます。 ⭐︎適応年齢 症例によりますが5~10歳くらいまでのお子様を対象としています。骨の柔らかい時期に使用すると効果が大きいと言われています。 ⭐︎適応症 上顎前突(出っ歯): 横から見た時に上の前歯が出ている 反対咬合(受け口): 横から見た時に下の前歯が出ている 叢生(ガタガタ): 歯が重なり合って凸凹に生えている 過蓋咬合(咬み合わせが深い): 上の歯が下の歯を覆いかぶさっている 開咬 : 奥歯は咬んでいるけど前歯は閉じない ⭐︎使用方法 装置をつけるのは、日中の1時間+就寝時のみです。 学校に持って行く必要がありませんので、紛失のリスクも減ります。 取り外しができる装着なので、見た目も気にならず、歯磨きもしやすく、お口のケアがしっかりとできるので、虫歯になるリスクも少ないです。 ⭐︎注意 取り外し可能な装置のため、ご本人のやる気とご家族の協力が必要です。装置を使わないと効果が得られないので、毎日決められた時間は使うことが大切になってきます。 プレオルソを使用するだけでも効果はありますが、さらにMFTというお口の周りのトレーニングを一緒に行うと効果が大きいと言われています。 割り箸や風船、ストローなどを使って、舌、唇、咀嚼筋などの筋肉改善、咀嚼・嚥下・発音・呼吸の練習、唇と舌の正しい位置の訓練を行います。 この矯正法は、成長後に行われる「本格矯正」の前段階と考えていただきたいです。 お口周りの筋肉を鍛えながら、噛み合わせと歯並びを改善するものであるため、100%キレイな歯並びにすることは難しく、80%ほどの改善を目標としています。 また、習癖の改善や、お口周りの筋肉もバランスよく鍛えることができるため、将来的に本格矯正を希望される場合でも、治療後の後戻り(せっかく治療した歯並びが元に戻ってしまうこと)の可能性が低くなります。 しかし、歯並びによってはこの装置が使えない場合もございますので、ご興味ある方には、さらに詳しくお話させていただきます。お気軽にお声がけください。
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