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医院ブログBlog

お口の健康と全身の健康

こんにちは!
藤が丘・長久手の歯医者、くるみ歯科こども歯科です🦷

食べ物を食べることは、生きていく上で必要不可欠な要素ですよね。
しかし、私たちの身体にとって食事はただエネルギーを補給するだけでなく、
お口の健康と全身の健康にも深く関連しています。
特に、咀嚼と低栄養の関係は、歯科の観点から非常に重要となるので、
今回は、咀嚼と低栄養についてお話していきます。

はじめに咀嚼、低栄養という言葉を聞いたことはございますか?
咀嚼は、食べ物を口の中でかみ砕くプロセスを指します。
この過程で、唾液が分泌され、食べ物が細かく砕かれ、消化のために胃に送られます。
咀嚼が正しく行われない場合に食べ物が適切に消化されず、
栄養の吸収に問題が生じる可能性があります。

低栄養は、体に必要な栄養素を不足させることを指します。
これは、不健康な食事療法、消化器官の問題、
代謝異常などによって引き起こされることがあります。
低栄養は、体の成長、免疫系の機能、エネルギー供給などに影響を与え、
慢性疾患のリスクを増加させる可能性があり、
近年では特に高齢者の方に多くみられます。

そんな咀嚼と低栄養ですが、実は密接に関連しています。
咀嚼が不適切であると、胃に到達するときに適切に消化されない可能性が高まります。
このため、栄養素を適切に吸収するのが難しくなり、低栄養のリスクが高まります。

具体的な影響として以下の4点が考えられます。
①栄養素の吸収の減少
食べ物を十分に咀嚼しない場合、栄養素が適切に取り込まれないため、
特に、ビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養不足が生じる可能性があります。

②健康問題の増加
低栄養状態は、免疫系の弱体化、筋肉の喪失、骨密度の低下など、
さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
これにより、感染症や骨折のリスクが増加することがあります。

③口腔健康の問題
咀嚼が不十分な場合、歯に余分な負担がかかり、
歯の摩耗や噛み合わせの問題が生じる可能性があります。
また、口腔内の問題が進行すると、食事の摂取が難しくなり、
さらに低栄養のリスクが高まります。

先に述べたように、低栄養は高齢者の方に多くみられます。
いつまでも健康に過ごすためには、しっかり噛んで食べられることが大切です。
そのためにも、今から歯科検診に通ったり、やわらかいものばかりではなく、
噛める食事を意識してみてくださいね!

当院では、「くるみーる」といって、歯科と管理栄養士が連携して作っている
お弁当を販売しております。
「たくさん噛めるメニュー」を提供しておりますので、
ぜひチェックしてみてください♪

また当院には、管理栄養士が在籍しています。
食事のことで気になることがございましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。
  

当院では、無料で定期検診や予防治療を楽しみながら行える
「くるみカムカムクラブ」を開催しています
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