
医療法人くるみ会
くるみ歯科こども歯科 院長
この記事は「おとなのお口メンテナンス」シリーズ(全15話)の第1話です。
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愛知県長久手市、藤が丘エリアの皆様、こんにちは。医療法人くるみ会 くるみ歯科こども歯科院長の竹中純子です。
こんなお悩みはありませんか?
- 「歯みがきのとき、歯ぐきから血が出ることがある」
- 「痛くないから、そのままにしている」
- 「強くみがきすぎたせいかな?と思っている」
関連するお悩み:#歯ぐきから血が出る#歯周病とは
お子さんの付き添いで来院された方から、「実は私も、歯みがきのときに血が出るんです」とご相談いただくことがよくあります。痛みがないので、つい後回しにしてしまう方がとても多いんですね。
今回は、歯ぐきから血が出るときにお口の中で何が起きているのか、おうちで見直せること、歯科医院で確かめたほうがよいタイミングをお話しします。
歯みがきで血が出るのは、歯ぐきに炎症が起きているサインであることが多いです。痛みがなくても、一度お口の状態を確かめておくと安心ですよ。
1.「血が出る」は歯ぐきからのお知らせです

健康な歯ぐきは、うすいピンク色で引きしまっていて、ふつうに歯みがきをしただけでは血が出にくいものです。
歯みがきのたびに血がにじむ、うがいの水がうっすら赤くなる。こうしたときは、歯ぐきが炎症を起こして、少しの刺激でも出血しやすくなっていることが多いんです。「年齢のせいかな」と思わずに、歯ぐきからのお知らせとして受け止めていただけたらと思います。
2.原因の多くは、歯と歯ぐきの境目の汚れです
歯ぐきの炎症のおもな原因は、歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間に残った汚れ(プラーク)です。プラークは細菌のかたまりで、うがいだけでは落ちません。
プラークがたまった状態が続くと、歯ぐきが赤く腫れて、出血しやすくなります。これが「歯肉炎」と呼ばれる段階です。さらに進むと、歯を支えている骨にまで影響が出る「歯周炎」になっていきます。
3.痛みがないまま進むのが、歯周病の特徴です

歯周病のやっかいなところは、かなり進むまで痛みが出にくいことです。「痛くないから大丈夫」と思っているうちに、歯ぐきの下で炎症が広がっていることもあります。
診療室では、歯と歯ぐきの間の溝の深さを測ったり、歯ぐきの出血の様子を確かめたりして、今どの段階なのかを確認します。ご自身では見えない部分なので、一度プロの目で確かめておくと安心ですよ。
くるみ歯科こども歯科では、歯ぐきの状態を確かめるときに、ご本人にもお口の中の様子を見ていただきながらお話しするようにしています。「ここが腫れていますね」「ここは前よりきれいになっていますよ」と一緒に確認すると、おうちでのケアのポイントもつかみやすくなります。
4.おうちでできる見直しポイント
まず見直していただきたいのが、歯ブラシの当て方です。毛先を歯と歯ぐきの境目に軽く当てて、小刻みに動かしてみてください。ゴシゴシ強くこする必要はありません。
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは届きにくい場所です。デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、汚れがぐっと落ちやすくなります。「血が出るから」とその部分をみがかないでいると、かえって汚れが残ってしまうので、やさしく続けてみてくださいね。
歯ブラシは、毛先が開いてきたら交換のサインです。毛先が広がった歯ブラシでは、境目の汚れがうまく落ちません。目安として、1か月に1本くらいを意識していただけるとよいと思います。
5.こんなときは早めにご相談ください
ていねいにみがいても1〜2週間ほど出血が続くとき、歯ぐきが腫れている、歯が浮いた感じがする、口のにおいが気になるといったときは、早めに歯科医院でお口の状態を確かめましょう。
歯ぐきの下にかたまった歯石は、歯ブラシでは取れません。歯科医院でのクリーニングと、毎日のセルフケアを組み合わせることで、歯ぐきの状態は落ち着いていくことが多いんです。
また、たばこを吸う方は、歯ぐきの血行が悪くなるため、炎症があっても出血しにくく、気づくのが遅れることがあるといわれています。「血が出ないから大丈夫」とは限らないので、定期的にチェックを受けてくださいね。
6.よくあるご質問

血が出たら、その部分はみがかないほうがいいですか?
いいえ、やさしくみがき続けてください。汚れが残ると炎症が続いてしまいます。力を入れすぎず、歯ブラシの毛先を軽く当てるのがコツです。
硬い歯ブラシで強くみがけば、早く治りますか?
強くこすると歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。やわらかめ〜ふつうの歯ブラシで、軽い力でみがくのがおすすめです。
歯みがき粉を変えれば出血は止まりますか?
歯ぐきのケアを助ける成分の入ったものもありますが、いちばん大切なのは汚れをしっかり落とすことです。合うものは診療室でご相談くださいね。
痛みがなくても受診していいですか?
もちろんです。歯周病は痛みが出にくいので、痛くないうちに確かめるのがいちばんです。
まとめ|出血は「見直しどき」のサインです

歯ぐきからの出血は、多くの場合、歯ぐきの炎症のサインです。痛みがないうちに気づけたのは、むしろチャンスだと思ってくださいね。おうちのケアを見直しつつ、一度予防処置で歯ぐきの状態を確かめておくと安心です。
次回は、歯周病がどんなふうに進んでいくのかを、歯の模型を使うようなイメージでわかりやすくお話しします。
参考情報
くるみ歯科こども歯科では、お子さんだけでなく、大人の方の治療や定期検診(メインテナンス)も行っています。お子さんやお孫さんの付き添いのついでに、ご自身のお口のチェックもどうぞ。
- 藤が丘駅から徒歩7分
- 駐車場14台+共同駐車場21台(合計35台)
- キッズスペース完備・一時保育室完備
診療の内容は一般歯科・予防処置のページをご覧ください。ご予約はWEB予約(24時間受付)からどうぞ。
長久手・藤が丘の歯医者なら「くるみ歯科こども歯科」へ。