
医療法人くるみ会
くるみ歯科こども歯科 院長
この記事は連載「妊娠期から12歳まで|子どもの歯とお口の成長を一緒に見守る40のお話」の第22話です。
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愛知県長久手市、藤が丘エリアの皆様、こんにちは。医療法人くるみ会 くるみ歯科こども歯科院長の竹中純子です。
こうしたご質問をいただくことがあります。
たしかに乳歯は生え変わる歯です。でも実は、乳歯には、あとから生えてくる永久歯のための大切な役割があるんです。今回は、乳歯のむし歯が永久歯にどう影響するのかをお話しします。
乳歯は、食べる・話す・永久歯が生える場所を保つという大切な役割があります。乳歯のむし歯が深く進むと、痛みや感染に加えて、永久歯の質や生える位置に影響する可能性があります。
1.乳歯の大切な役割

- 食べ物をしっかりかんで、栄養をとる
- 正しい発音を助ける
- あごの成長を支える
- 永久歯が生える場所を確保しておく
奥の乳歯は、10〜12歳ごろまで使い続ける歯です。思っているより長い間、お子さんの成長を支えてくれているんですよ。
2.むし歯が永久歯に影響するのはどんなとき?
乳歯のむし歯が深くまで進むと、根の先に膿がたまることがあります。乳歯のすぐ下では永久歯が育っているため、その炎症が永久歯の質や色に影響することがあるんです。
また、むし歯で乳歯を早く失うと、となりの歯がすき間に向かって動いてしまい、永久歯が生える場所が狭くなることがあります。
3.お口の中のむし歯菌も関係します

乳歯にむし歯が多いと、お口の中のむし歯菌が多い状態が続きます。その中に生えてくる永久歯は、むし歯になりやすい環境に置かれてしまいます。
生えたばかりの永久歯は、表面がまだやわらかく、むし歯になりやすい歯です。乳歯の時期からお口の環境を整えておくことが、永久歯を守ることにつながります。
4.大切なのは予防と早めの対応
小さなむし歯のうちに見つけられれば、治療の負担は少なくてすみます。痛みが出てからでは、治療も大がかりになりがちです。
毎日の仕上げみがきと、定期検診・フッ素塗布を続けていきましょう。
5.乳歯を早く失った場合
むし歯やけがで乳歯を早く失った場合は、永久歯が生える場所を保つための装置を検討することがあります。
必要かどうかは、失った歯の場所や、永久歯が生えるまでの期間によって変わります。お口の状態を見て、一緒に考えていきましょう。
くるみ歯科こども歯科では
むし歯の進行を止めるお薬について
- 小さなお子さんで、すぐに削る治療が難しい場合は、むし歯の進行を抑えるお薬(サホライド)を塗ることがあります。
- 塗った部分は黒く変色するため、必ず写真をお見せして、ご納得いただいてから行います。見た目への影響があるため、前歯には基本的に使いません。
歯科へ相談したい目安
痛みや腫れがある、歯ぐきにできもの(膿の出口)がある、歯が大きく欠けている、夜眠れないほど痛がる、といった場合は早めに受診してください。
6.よくあるご質問

もうすぐ抜けそうな歯でも、治療は必要ですか?
生え変わりまでの期間や、むし歯の進み具合によって変わります。診察のうえで、合った方法をご提案します。
むし歯で乳歯を早く抜くことになったら、どうなりますか?
永久歯が生える場所を保つための装置を検討することがあります。必要かどうかは、お口の状態を見て判断します。
乳歯のむし歯は痛くないこともありますか?
はい。乳歯のむし歯は進んでいても痛みが出にくいことがあります。定期検診での確認が大切です。
歯ぐきにできものがあります。
根の先に膿がたまっているサインのことがあります。早めに見せてくださいね。
まとめ|「どうせ抜けるから」ではなく、次の歯のために

乳歯のむし歯は、永久歯の質や生える場所、お口の環境に影響することがあります。「どうせ抜けるから」と考えず、予防と早めの相談で、次に生える歯を守っていきましょう。
気になることがあれば、小児歯科でお気軽にご相談くださいね。
参考情報

くるみ歯科こども歯科では、お子さんと保護者の方が安心して相談できる環境づくりを大切にしています。
- 藤が丘駅から徒歩7分
- 駐車場14台+共同駐車場21台(合計35台)
- キッズスペース完備・一時保育室完備
診療内容は小児歯科・小児矯正のページをご覧ください。ご予約はWEB予約(24時間受付)からどうぞ。
長久手・藤が丘の小児歯科なら「くるみ歯科こども歯科」へ。