
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
愛知県長久手市、そして名古屋市名東区・藤が丘エリアの皆様、こんにちは。「くるみ歯科こどもクリニック」です。当院では女性院長をはじめとする5名の女医チームが、お子様が怖がらずに楽しく通える小児歯科・小児矯正に力を入れ、健やかなお口の成長を見守っています。お子様だけでなく家族みんなで通院できるクリニックです。
赤ちゃんの歯が生え始めて「そろそろ離乳食も本格化するかな」「可愛らしい歯が生えてきたな」と毎日のお口チェックを楽しみにしているお母様・お父様も多いのではないでしょうか。
そんな中、ふとお口の中を覗いた時に、
「あれ? 前歯の2本がピッタリくっついて1本に見える……」 「隣の歯とつながっていて、境目がくぼんでいる気がするけれど大丈夫?」
と驚かれ、不安になってご相談に来られる親御様がよくいらっしゃいます。
このように、2本の歯がくっついて1本のようになって生えてくる歯のことを、歯科用語で「癒合歯(ゆごうし)」と呼びます。
初めて目にしたときは「何か病気なのかな?」「将来の歯並びはどうなっちゃうの?」と焦ってしまうかもしれませんが、実は乳歯の癒合歯は決して珍しいものではありません。
今回は、「癒合歯が発生する部位や割合」から「なぜ起こるのか」「ご家庭で気をつけるべきケア」「歯医者さんでの対応」まで、専門医の視点から分かりやすく徹底解説します!
1.「癒合歯(ゆごうし)」とは?どんな割合・部位で起こるの?

まずは、癒合歯の基本的な知識や、どれくらいの確率でどこの歯に起こりやすいのかを見ていきましょう。
癒合歯とは、お母さんのお腹の中にいる胎児の時期に、歯の卵(歯胚:しはい)が作られる段階で、隣り合う2つの卵がくっついてそのまま成長し、生えてきたものです。
遺伝的な要因や、発生初期のちょっとした細胞の接触など様々な説がありますが、明確な予防法はなく、お子様の成長過程で偶発的に起こるものです。親御様の妊娠中の行動や手入れ不足などが原因ではありませんので、決してご自分を責めないでくださいね。
■ どれくらいの割合で起こるの?(発現率)
乳歯における癒合歯の割合は、全体の「約1%〜5%」と言われています。 「100人に1人〜5人」と考えると、子育て中のママ友同士のおしゃべりや、地域の乳幼児健診でも時々話題にのぼる、決して特別なものではないことがお分かりいただけると思います。
なお、永久歯(大人の歯)でも癒合歯になることがありますが、永久歯での発生割合は約0.1%程度とぐっと低くなります。
■ どの部位(場所)に多く見られるの?
乳歯の癒合歯は、圧倒的に「下の前歯」に多く発生します。
具体的には、以下の部位が多く見られます。
下の「中央の前歯(乳中切歯)」とその「隣の歯(乳側切歯)」がくっつくケース(全体の約半数以上)
下の「中央から2番目の前歯(乳側切歯)」と「糸覚・犬歯(乳犬歯)」がくっつくケース
上の前歯にできることもありますが、多くは下の前歯周辺に集中しているのが特徴です。
2.癒合歯があると何が困るの?気をつけるべき2つのリスク

「見た目が少し大きめの歯になっている」ということ自体には大きな問題はありませんが、癒合歯には大きく分けて2つのリスクが存在します。
2本の歯が合体しているため、歯と歯がつながっている境目に「縦の溝(スジ)」ができます。
この溝は非常に深く、食べかすや歯垢(プラーク)が溜まりやすい構造をしています。さらに、仕上げ磨きのハブラシの毛先が奥まで届きにくいため、「気づかないうちに溝の奥から虫歯が進行してしまう」というリスクが極めて高いのです。
リスク②:生え変わりの時に「下から生えてくる永久歯」に影響が出る
乳歯の癒合歯で最も気をつけて経過観察したいのが、「将来の永久歯(大人の歯)への生え変わり」です。
通常、乳歯が1本あればその下に永久歯が1本準備されています。しかし、乳歯が癒合歯だった場合、下にある永久歯に以下のような影響が出ることがあります。
永久歯の数が足りない(先天性欠如) 乳歯が2本合体していた影響で、下から生えてくる永久歯も1本分足りなくなってしまうケースがあります。(癒合歯の約40%〜50%で永久歯の数が少なくなると言われています)
永久歯も癒合歯として生えてくる 非常に稀ですが、下の永久歯も同じようにくっついて生えてくることがあります。
生え変わりのタイミングで乳歯の根っこがうまく溶けない 癒合歯は幅が広いため、下の永久歯が押し押し出てくるときに乳歯の根っこが均等に溶けず、自然に抜けにくい場合があります。
■癒合歯を見つけたらどうすればいい?お家でのケアと歯医者さんでの対応
もしお子様に癒合歯が見つかった場合、慌てる必要はありませんが、適切に対応していくことが大切です。
お家で一番大切なのは「虫歯予防」です!
溝(スジ)を意識して細かくハブラシを動かす 歯の表面だけでなく、くっついている中央の凹んだ溝にハブラシの毛先をしっかり当てて磨きましょう。
ワンタフトブラシ(毛先が1つになった小さな筆状のハブラシ)を使う 普通のハブラシでは届きにくい深い溝には、毛先がピンポイントで当たるワンタフトブラシを併用すると効果的に汚れが落ちます。
フッ素塗布で歯を強くする 生えたての乳歯はまだ柔らかく虫歯になりやすいため、ご家庭用のフッ素スプレーやフッ素ジェルを日常的に活用するのもおすすめです。
■ 歯医者さんで行う対応:「シーラント」と「定期的なレントゲン観察」
歯科医院では、お子様の成長段階に合わせて以下のようなサポートを行います。
シーラント(フッ素入り樹脂での溝埋め処置) 癒合歯の深い溝に、あらかじめフッ素を放出する透明または白色の樹脂(シーラント)を流し込んで埋めてしまう予防処置です。溝を浅く平らにすることで汚れが溜まらなくなり、虫歯リスクを劇的に下げることができます。歯を削る必要がないため、小さなお子様でも痛くなく安心して受けられます。
定期的な経過観察とレントゲン検査(5〜6歳頃〜) 小さいうちはフッ素塗布やクリーニングで虫歯を防ぎつつ、永久歯の準備が始まる5歳〜6歳頃(または生え変わりの時期)になったら、レントゲン写真を撮影して「下に永久歯が何本控えているか」を確認します。
もし永久歯の数が足りない(欠如している)ことが分かった場合でも、あらかじめ知っておくことで「将来的に歯並びをどう誘導していくか(小児矯正)」の計画を早期に立てることができるため、全く怖がる必要はありません。
3.癒合歯に関するよくあるQ&A

赤ちゃんの癒合歯について、愛知県長久手市藤が丘地域のお母様・お父様からよくいただく質問にくるみ歯科の女医チームがお答えします。
A. 残念ながら、一度くっついて生えてきた歯が途中で分かれることはありません。 ですが、無理に分けたり切ったりする必要もありません。そのまま1本の歯として大切にケアしていけば、お食事や会話に何ら支障はありませんのでご安心ください。
Q. 永久歯の数が足りないと言われたら、歯並びはガタガタになってしまいますか?
A. 永久歯が1本少ない場合、隙間(すきっ歯)ができたり、中心がずれたりすることがあります。しかし早期に対応すれば綺麗に整えられます! 永久歯の数が少ないと、あごの中にスペースが余って隙間が空いてしまったり、噛み合わせのバランスが変わったりすることがあります。ですが、当院のように小児矯正(床矯正など)を行っている歯科医院で定期的に経過を見ていけば、あごの成長に合わせて歯並びを正しい位置へ誘導・整えることが可能です。
Q. まだ1歳前で歯医者さんに行くのは早いですか?泣いてしまいそうで心配です…
A. 全く早くありません!むしろ歯が生え始めたタイミングこそ、初めての歯医者さんに最適です。 当院では、1歳未満の赤ちゃんの「歯みがき指導」や「癒合歯のチェック」も大歓迎です。泣いてしまっても全く問題ありません!5名の女性ドクターとやさしいスタッフが、抱っこしながら優しく拝見します。
4.正しい知識とケアがあれば決して恐れるものではありません。

お腹の中で大切に育ててきたお子様の歯。癒合歯を見つけると「どうしてうちの子が…」と不安になってしまうかもしれませんが、発生頻度も比較的高く、正しい知識とケアがあれば決して恐れるものではありません。
- ・乳歯の癒合歯は「100人に1〜5人」の割合で起こり、特に「下の前歯」に多い。
- ・一番注意すべきは「くっついている溝からの虫歯」。お家の仕上げ磨きと歯医者さんでの溝埋め(シーラント)が有効!
- ・永久歯への生え変わり時期(5〜6歳頃)になったら、レントゲンで下の永久歯の数や位置をチェック。
- ・将来の歯並びに影響が出る場合でも、小児矯正や経過観察でしっかり綺麗に整えられる。
「うちの子のこの歯、もしかして癒合歯かな?」「仕上げ磨き、この磨き方で合っているのかな?」と気になったら、ぜひ一度お気軽にお見せにいらしてくださいね。
くるみ歯科こどもクリニックには、小さなお子様連れの親御様が安心してご来院できるよう、国家資格を持つ専任の保育士が常駐する「託児サービス(キッズスペース)」をご用意しています。上のお子様の受診中に赤ちゃんを預けたり、ママご自身のクリーニング中に託児を利用したりと、ゆったり過ごしていただけます。
また、長久手・藤が丘周辺の住宅地からもお車でスムーズにアクセスできる、広々とした専用の大型駐車場を完備しています。ベビーカーの移動や雨の日・暑い日のお出かけも安心です。
5名の優しい女性歯科医師チームが、お子様の成長とお口の健康を、お母様・お父様と一緒に温かく見守ります。
スマートフォンから24時間いつでも簡単にWEB予約が可能です。皆様のご来院を、ドクター・スタッフ一同、心よりお待ちしております!
(お電話・24時間WEB予約は☆こちらから) くるみ歯科こどもクリニックは、長久手市・藤が丘エリアで親子の笑顔とお口の成長を支える歯科医院です。赤ちゃんの歯生え始め相談、癒合歯のチェック、シーラント・フッ素塗布はもちろん、小児矯正(歯並び相談)、予防歯科も承っております。保育士による無料託児をご希望の方は、ご予約時にスタッフまでお気軽にお申し付けください。
- 院長:竹中 純子
- 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
- 電話番号:0561-56-4182
- ホームページ:https://kids-kurumi.com
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藤が丘駅から徒歩7分!
キッズスペース完備- 一時保育室もご利用いただけます