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親知らずの抜歯で小顔効果は本当?愛知県長久手市、歯科医が徹底解説!


執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


「親知らずを抜いたら、なんだか顔がスッキリした気がする」
「小顔になるために親知らずを抜きたい」

こんな噂や希望を耳にしたことはありませんか?

私たちのクリニックでは、日々多くの患者様から親知らず(智歯)に関するご相談をいただきます。その中でも、特に多いのが「親知らずの抜歯と小顔効果」についての質問です。インターネット上には様々な情報が溢れていますが、歯科医療の観点から見て、その真偽はどうなのでしょうか?


結論からお伝えすると、親知らずの抜歯が「劇的に顔の形を変える」魔法の治療法であるとは言えません。しかし、特定の場合においては、フェイスラインの腫れぼったさが解消されたり、わずかながら顔つきに変化が生じたりする可能性はあります。大切なのは、美容目的だけではなく、口腔全体の健康維持という観点から、ご自身の親知らずの状態を正確に把握し、適切な処置を選択することです。


当院は、長久手市/藤が丘エリアの皆さまの「かかりつけ歯科医」として、専門的な知識を、わかりやすく、そして安心して受けられる治療として提供することを目指しています。本記事では、「親知らずを抜くと小顔になる」というテーマを深掘りしつつ、抜歯のメリット・デメリット、そしてくるみ歯科こどもクリニックでの安心できる抜歯治療について詳しく解説していきます。


この記事を読むことで、長年の疑問が解消され、ご自身の親知らずの治療に対する不安が安心へと変わる一歩となることを願っております。特にお忙しいママ世代の方や、女性ならではの審美的なお悩みをお持ちの方に、当院の女性院長・女医チームが持つ細やかな視点と、お子様連れでも安心の託児サービスキッズスペースといった環境についてもご紹介します。

さあ、まずは親知らずの基礎知識と、小顔との関連性について一緒に見ていきましょう。


1.親知らずとは?なぜ抜く必要があるのか?



親知らずは、専門用語で「智歯(ちし)」とも呼ばれ、永久歯の中で一番奥に生えてくる歯です。生えてくる時期が10代後半から20代前半と遅く、「親に知られることなく生えてくる」ことからこの名前がつきました。現代人の顎は進化の過程で小さくなっており、多くの場合、親知らずがまっすぐ生えるための十分なスペースがありません。

その結果、以下のような問題を引き起こしやすくなります。

一部だけ顔を出す(半埋伏歯)

斜めに生える、あるいは埋まったままになる(埋伏歯)

これらの状態は、歯磨きが困難になり、虫歯や歯周病の原因となるだけでなく、周囲の健康な歯(第二大臼歯)にも悪影響を及ぼすことがあります。長久手市藤が丘エリアの皆さまの健康を守るためにも、問題のある親知らずは適切な診断のもとで抜歯が推奨されます。

では、本題の「親知らずの抜歯と小顔効果」について、歯科医師の視点から詳しくご説明します。


【見た目でわかるほどではないが、小顔効果が期待できる可能性のあるケース】
小顔効果が期待できる可能性があるのは、主に以下の2つのメカニズムによるものです。

腫れぼったさの解消(炎症による腫れ、感染源の除去)
原因: 虫歯や歯周病で親知らずの周囲が慢性的に炎症を起こしている場合、顎の奥の筋肉やリンパが腫れたり、むくんだりしてフェイスラインが張って見えることがあります。
抜歯後の変化: 炎症の原因である親知らずを抜歯することで、慢性的な腫れやむくみが解消し、結果として顔つきがスッキリと見えるようになります。これは審美的な変化というより、健康状態の改善による変化と言えます。

骨量の変化(極めて限定的)
原因: 非常に大きく骨の中に埋まっている親知らず(埋伏歯)を抜歯した場合、ごくわずかですが歯を支えていた顎の骨(歯槽骨)が時間とともに吸収されることがあります。
抜歯後の変化: 下顎のエラに近い部分の骨がわずかにスリムになることで、極めてまれにですがフェイスラインに影響を与える可能性があります。ただし、これは期待するような劇的な変化ではなく、あくまでわずかな変化であり、個人差が大きいです。

【小顔効果が期待できない・勘違いされやすいケース】
抜歯直後の勘違い
抜歯後の治癒過程で、一時的に頬が腫れますが、その腫れが引いた後に「顔が小さくなった」と感じる方がいます。これは腫れが引いたことによる錯覚であることがほとんどです。

エラ張り(咬筋肥大)への影響なし
顔が大きく見える原因が、ものを噛む筋肉(咬筋)が発達しすぎている「エラ張り」の場合、親知らずの抜歯では改善しません。この場合は、ボトックス治療などの美容医療が適用される領域となります。

結論として、親知らずの抜歯は、あくまで口腔衛生の改善、将来的なトラブル予防、噛み合わせの保護を目的とした治療です。小顔効果はおまけ程度のものと考え、過度な期待は持たないことが重要です。


親知らず抜歯の最大のメリットとデメリット

【抜歯の主要なメリット


メリット
  • 虫歯・歯周病の予防
    最も大きなメリット。親知らずとその手前の歯(第二大臼歯)の間の磨きにくい部分の虫歯・歯周病リスクを根元から解消します。

    ・口臭の改善
    汚れが溜まりやすい親知らず周辺が原因で発生していた口臭の改善につながることがあります。

    ・将来的なトラブル予防
    親知らずが原因で起こり得る、隣の歯を押すことによる歯並びの悪化(矯正後の後戻り)や、顎関節症リスクの低減に繋がります


    ・炎症や痛みの解消
    炎症を起こしている親知らずを抜くことで、慢性的な痛みや腫れを根本から解決します。


【抜歯のデメリット・注意点(リスク)】

・術後の腫れと痛み
抜歯後、数日〜1週間程度、頬が腫れたり、痛みが出たりします。特に埋伏歯の場合は腫れが大きくなることがあります。(鎮痛剤でコントロール可能です。)

・ドライソケット
抜歯後の穴に血の塊(かさぶた)が形成されず、骨が露出して激しい痛みが生じる場合があります。術後の注意事項を守ることが重要です。

・神経麻痺
下顎の親知らずの根が、下顎管の中を通る神経(下歯槽神経)に近い場合、ごくまれに唇や舌の一部に一時的、あるいは永続的な麻痺が残るリスクがあります。事前のCT検査で確認し、リスクを最小限に抑えます。


当院では、デメリットを最小限に抑えるため、患者様一人ひとりの口腔内の状態をレントゲンで詳細に診断し、安全性を最優先した治療計画を立てます。特にリスクの高いケースでは、近隣の総合病院との連携も視野に入れた上で、最適な選択肢をご提案します。



2.くるみ歯科こどもクリニックに寄せられる「親知らず」に関するQ&A



くるみ歯科こどもクリニックに寄せられる「親知らず」に関するQ&A

Q1:親知らずの抜歯はどれくらいの時間がかかりますか?
A1: 抜歯にかかる時間は、親知らずの生え方によって大きく異なります。
事前にしっかりとお時間をご案内しますのでご安心ください。

Q2:抜歯後の痛みや腫れはどのくらい続きますか?
A2: 痛みと腫れのピークは、通常抜歯後2〜3日です。特に埋伏歯の抜歯など、難易度の高いケースでは腫れが強く出やすい傾向があります。
痛み: 処方された鎮痛剤を服用すれば、日常生活に支障のないレベルでコントロールできます。
腫れ: 1週間〜10日程度で徐々に引いていきます。
当院では、術後の経過についても丁寧にご説明し、不安な点があればすぐに連絡が取れる体制を整えています。

Q3:親知らずを抜いた後、食事はできますか?
A3: 麻酔が切れた後から可能です。ただし、抜歯当日は、傷口を刺激しないようお粥、ゼリー、うどんなどの柔らかいものを、抜歯していない側で噛んでお召し上がりください。熱すぎるものや、刺激物、アルコールは避けてください。翌日からは徐々に通常の食事に戻していただいて大丈夫です。

Q4:小顔になりたくて抜歯したいのですが、美容目的でも抜いてもらえますか?
A4: 当院は、口腔内の健康維持を最優先としています。そのため、単に小顔にしたいという美容目的だけで、健康な親知らずを抜くことは原則として推奨していません。しかし、検査の結果、抜歯することで虫歯・歯周病リスクの低減や、隣接する歯への悪影響を防げると判断できる場合は、治療の一環として抜歯をご提案します。まずは一度、ご自身の親知らずの状態を知るためにご相談ください。

親知らず抜歯の費用目安(保険適用について)
親知らずの抜歯は、治療の必要性があると診断された場合、保険適用となります。費用は、親知らずの生え方や抜歯の難易度によって異なります。

治療費用や保険適用についてのご質問は、患者様の具体的な口腔内の状態を確認した上で正確にお伝えいたします。詳細につきましては、必ず当院までお気軽にお問い合わせください。



3.親知らずの抜歯は「健康と安心」から



愛知県長久手市/藤が丘の皆さまへ。本記事では、「親知らずを抜くと小顔になる」という長年の疑問について、歯科医師の視点から、そのメリット・デメリット、そして期待できる効果の真実をお伝えしてきました。


重要なのは、親知らずの抜歯は小顔のための美容医療ではなく、お口の健康を長く維持するための重要な医療行為であるという点です。慢性的な炎症や痛みから解放され、将来的な虫歯や歯並びの悪化リスクを軽減することが、抜歯の最大の目的であり、その結果として顔つきがスッキリとすることは、健康改善の恩恵と捉えるのが正しい理解です。

私たちは、長久手市/藤が丘の地域に根ざした歯科医院として、皆さまの生涯にわたるお口の健康をサポートし続けます。特に、親知らずの抜歯に対する不安が大きい方も、当院の女性医師チームによる優しいカウンセリングと丁寧な治療で、安心して臨んでいただけます。


「自分の親知らずは抜くべきか?」「小顔効果はなくても、健康のために抜いた方がいいのか?」—–これらの疑問は、ご自身の口腔内の状態を専門家に見てもらうことで初めて解決します。


まずは、ご自身の親知らずの状態を正確に知る一歩を踏み出しましょう。

くるみ歯科こどもクリニックでは、患者様一人ひとりに時間をかけたカウンセリングを行い、メリット、デメリット、費用を明確にご説明した上で、患者様ご自身に最適な治療を選択していただきます。ご相談だけでも構いません。


口腔内を健康に保ち、自信の持てる笑顔を手に入れるために、私たちと一緒に親知らずと向き合いましょう。


ご予約は、お電話またはWeb予約システムにて承っております。


くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

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