こんばんは、くるみ歯科こども歯科で
矯正歯科治療を担当しています山岡です

本日の矯正ブログは、パノラマX線写真でわかる本数異常の第３弾❗️

前回は「過剰歯」と呼ばれる、本数が多い場合をお話しました。
今回は、歯の生えてくる方向が異常な場合についてお話しします💡

永久歯は歯槽骨と呼ばれる骨の中に歯胚という状態で存在しており、
通常なら乳歯の下に準備されています🦴

乳歯の歯根を目指して真っすぐ生えてくることが多いのですが、
隣の永久歯の根っこを目指して生えてきたり、
歯列の外側や内側に傾いて生えてきたりする場合があります💦

このことを「萌出（ほうしゅつ）方向異常」と呼びます。

萌出方向異常は、永久歯ならどこの部位でも起こり得るので、
パノラマエックス線写真で本数と合わせて、
永久歯の生える方向も確認することが大切です✨


萌出方向異常で歯列からはみ出て生えてきた永久歯は、
矯正治療で改善することが可能ですが、隣の永久歯の根っこを吸収してしまうと、
吸収された永久歯は、歯根が短くなり予後が悪くなる場合があります😓

隣の永久歯の歯根に影響を与えているかは、
パノラマエックス線写真でもある程度分かりますが、
詳細はCTを撮影してもらい、3次元的に確認する必要があります。


隣の歯の歯根を吸収しそうな場合は、永久歯の歯胚の位置を変える必要があります❗️
萌出方向異常のある永久歯の上にある乳歯を積極的に抜歯したり、
歯根が吸収する可能性のある永久歯を、あらかじめ離すような矯正治療をしたり、
状況に応じて対応が必要になる場合もあり、治療計画に大きく影響します。


このように永久歯の本数だけでなく、生える方向など、
パノラマエックス線写真でしっかりと歯の状態を確認する事の
大切さがおわかりいただけたかと思います！
まだ撮影をしたことがないお子さまは、一度撮って確認してみましょう📸

明日10月15日（木）は、第２回 矯正説明会を13:00〜14:00に開催します。　
テーマは『4歳以上のお子さんのための相談』
くるみカムカムクラブ 会員のお子さまのご相談は無料です🐿

また、少し先ですが11月の診療日カレンダーも掲載します。
むし歯の治療や予防処置・定期検診は、黄色の通常診療日を、
矯正診療のご相談・治療は、緑の矯正診療日をお確かめの上、ご予約ください✨
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何卒よろしくお願いします🐿