
医療法人くるみ会
くるみ歯科こども歯科 院長
この記事は連載「妊娠期から12歳まで|子どもの歯とお口の成長を一緒に見守る40のお話」の第29話です。
▶ 連載の目次(全40話の一覧)はこちら
愛知県長久手市、藤が丘エリアの皆様、こんにちは。医療法人くるみ会 くるみ歯科こども歯科院長の竹中純子です。
前歯の生え変わりの時期に、とても多いご相談です。
大人の歯が生えてくると、乳歯との大きさの違いもあって、最初は少し不安になる見た目になることがあります。今回は、斜めに見える理由と、経過を見るポイント、相談したい状態をお話しします。
永久歯の前歯は、生え始めに斜めに見えることがよくあります。生えてくる途中の変化を見ながら、場所が足りない場合や左右差が強い場合は、歯科で確認しましょう。
1.生え始めに斜めに見える理由

永久歯の前歯は、乳歯よりひとまわり大きく、あごの中では少し傾いた状態で育っています。そのため、生え始めは斜めに見えたり、ハの字に開いて見えたりすることがあるんです。
上の前歯の真ん中にすき間があいて、ハの字に開いて見える時期は、「みにくいアヒルの子の時期」と呼ばれることもあります。となりの歯が生えてくるにつれて、自然に寄っていくことも多いですよ。
2.経過を見るポイント
- となりの歯が生えてくるにつれて、角度が変わってきているか
- 左右の前歯の生え方に、大きな差がないか
- 歯が並ぶ場所が足りているか
- 下の歯とのかみ合わせに問題がないか
1〜2か月ごとに、同じ角度から写真を撮っておくと、変化が分かりやすくなります。
3.指や舌で押して直そうとしないで

斜めに生えている歯を、指や舌で押して直そうとするお子さんもいます。でも、押す力で安全に整うとは限らず、歯ぐきを傷つけることもあります。
無理に触らず、ふだんどおりの歯みがきを続けてください。歯が重なっている場所は、汚れがたまりやすいので、ていねいにみがいてあげましょう。
4.相談したほうがよい状態
反対側の前歯が生えたのに片側だけ生えてこない、歯が大きく重なって歯みがきが難しい、下の前歯より内側に生えている(反対のかみ合わせ)、前歯をぶつけたことがある、痛みや腫れがある、といった場合はご相談ください。
特に、上の前歯が下の前歯より内側にある場合は、早めに確認したい状態です。
5.歯科医院で確認すること
歯科医院では、歯の生え方やかみ合わせを確認し、必要に応じてレントゲンで、まだ生えていない歯の位置や向きを見ることもあります。
すぐに矯正が必要というわけではありません。成長を記録しながら経過を見ることも多いです。くわしくは小児矯正のページもご覧ください。
歯科へ相談したい目安
反対側の前歯が生えても片側だけ出てこない、歯が重なって清掃できない、上の前歯が下の前歯より内側にある、外傷歴がある、痛みや腫れがある場合はご相談ください。
6.よくあるご質問

自然にまっすぐになりますか?
改善する場合もありますが、場所の広さや歯の位置によって異なります。将来を決めつけず、経過を見ていきましょう。
すぐに矯正が必要ですか?
早めに相談していただくのはよいことですが、診察した日に矯正を始めるとは限りません。
前歯の真ん中のすき間は閉じますか?
となりの歯や犬歯が生えてくるにつれて、閉じていくことが多いです。経過を見て判断します。
写真はどのように撮ればいいですか?
正面から、歯をかみ合わせた状態で撮ると比べやすいです。
まとめ|生える途中の変化を、焦らず見守って

永久歯の前歯は、生え始めに斜めに見えることがよくあります。となりの歯が生えてくるにつれて変化することも多いので、写真で記録しながら見守りましょう。
場所が足りない、左右差が強い、反対のかみ合わせになっている、といった場合は、早めにご相談くださいね。
参考情報

くるみ歯科こども歯科では、お子さんと保護者の方が安心して相談できる環境づくりを大切にしています。
- 藤が丘駅から徒歩7分
- 駐車場14台+共同駐車場21台(合計35台)
- キッズスペース完備・一時保育室完備
診療内容は小児歯科・小児矯正のページをご覧ください。ご予約はWEB予約(24時間受付)からどうぞ。
長久手・藤が丘の小児歯科なら「くるみ歯科こども歯科」へ。