
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
愛知県長久手市、そして名古屋市名東区・藤が丘エリアの皆様、こんにちは。「くるみ歯科こどもクリニック」です。当院では女性院長をはじめとする5名の女医チームが、お子様が怖がらずに楽しく通える小児歯科・予防歯科を中心に、ご家族皆様の健やかなお口の成長を見守っています。
お子様が突然38〜39℃を超える高熱を出し、その後にこんな激しいお口の症状が出て焦った経験はありませんか?
「お口の中や唇の裏に、白くて痛い口内炎が何個も同時にできている……」 「歯ぐき全体が真っ赤にパンパンに腫れあがり、仕上げ磨きをすると血が出る!」 「お口の中が痛すぎて、大好きなおやつもお水すら飲むのを嫌がってギャン泣きする……」 「よだれをポタポタと垂らして、抱っこしていないと泣き止まない」
大切なお子様が急な高熱と激しいお口の痛みに苦しんでいる姿を見ると、お母様・お父様は大変驚かれ、心配で胸が押し潰されそうになってしまいますよね。
このように、初めて「単純ヘルペスウイルス(HSV-1)」に感染した際に、お口の粘膜や歯ぐきに激しい炎症が引き起こされる病気を、専門用語で「ヘルペス性歯肉口内炎(へるぺすせいしにくこうないえん)」と呼びます。
乳幼児期(特に生後6ヶ月〜3歳頃)のお子様に多く見られ、非常にお口の痛みが強いため、保護者様が一番心配されるのは「脱水症状」と「栄養不足」です。
今回は、「ヘルペス性歯肉口内炎の特徴や原因」から、「他のウイルス性疾患(ヘルパンギーナや手足口病)との見分け方」、「痛がる時期の家庭での食事・水分補給の工夫」、「家族内感染を防ぐ予防法」まで、圧倒的なボリュームで優しく徹底解説します!
1.「ヘルペス性歯肉口内炎」とは?症状と原因

まずは、ヘルペス性歯肉口内炎がどのような病気なのか、その特徴と原因について正しく理解していきましょう。
ヘルペス性歯肉口内炎は、感染してから約2日〜12日ほどの潜伏期間を経て、以下のような強い症状が怒涛のように現れます。
・突然の発熱(38〜39℃以上の高熱): 最初は熱から始まることが多く、3〜5日ほど高熱が続きます。
・歯ぐきの強い赤み・腫れ・出血: 歯ぐき全体が真っ赤に腫れ上がり、少し触れたり歯ブラシが当たったりするだけで簡単に出血します。
・お口全体・唇の大量の口内炎: 舌、頬の裏側、上あご、さらには唇の外側にまで、水ぶくれが破れた小さな口内炎(潰瘍)が多数発生します。
・激痛と多量のよだれ: お口の中全体が火傷を負ったような激痛になるため、ツバ(唾液)を飲み込むことすらできず、よだれをダラダラと垂らします。
・強い機嫌の悪さ・拒食: 痛みでお水やご飯を一切受け付けなくなり、ぐったりしたり泣き叫んだりします。
・首のリンパ節の腫れ: アゴの下や首の周りのリンパ節がコリコリと腫れて痛みます。
■ なぜ感染するの?原因と感染ルート
原因は「単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)」というウイルスです。
大人(ご両親や祖父母など)が過去に感染していて、唇にヘルペスができているときや、無症状でも唾液の中にウイルスが排出されている時期に、スキンシップ(抱っこやキス)、食器・スプーンの共有、タオルなどの使い回しを通じてお子様の粘膜に感染します。
生後6ヶ月頃まではママからもらった免疫(移行抗体)で守られていますが、その免疫が切れる生後6ヶ月〜3歳頃のお子様が初めて感染すると、免疫がないためこのように重い症状が出やすくなります。
2.ヘルパンギーナや手足口病との「見分け方」

夏風邪の代表格である「ヘルパンギーナ」や「手足口病」も、お口の中に痛い口内炎ができるため、区別がつきにくいことがあります。小児歯科の視点から代表的な違いを整理します。
口内炎ができる場所: 舌、頬の裏、唇の裏、歯ぐき、唇の外側など「お口の前側〜全体」。
歯ぐきの状態: 歯ぐき全体が真っ赤に激しく腫れあがり、出血するのが最大の特長です。
手足の発疹: 手や足にはブツブツ(発疹)はできません(唇の周りにできることはあります)。
② ヘルパンギーナ
口内炎ができる場所: のどちんこの周りや喉の奥(喉頭)など「お口の奥側だけ」に集中します。
歯ぐきの状態: 歯ぐきは腫れません。
③ 手足口病
口内炎ができる場所: 舌や頬の裏側にできますが、ヘルペスほど激しい全域の腫れにはなりにくいです。
手足の発疹: 手のひら、足の裏、お尻などに特有のブツブツ(水ぶくれ・発疹)ができます。
■一番大切な家庭でのケア!痛がる時期の「食事・水分補給」のコツ
ヘルペス性歯肉口内炎のピーク時(発症から4〜6日間)は、お口の中が痛くてお子様はご飯やお水を固く拒否します。この時期に最も注意すべきなのは「脱水症状」です。
ご家庭で乗り切るための食事や水分補給のポイントをご紹介します。
一度に飲ませようとすると痛がって拒絶されるため、スプーン1杯やストローひと吸い分を、5分〜10分おきにこまめに与えるのがコツです。
・おすすめの飲み物: 麦茶、冷ましたリンゴジュース、イオン飲料(赤ちゃん用スポーツドリンク)、冷たい牛乳、スープの冷ましたもの
・避けるべき飲み物: みかんやグレープフルーツなどの柑橘系ジュース(酸味が激痛を与えます)、熱いお茶、塩分の濃いスポーツドリンク
■ 食事の工夫(噛まずに飲み込めて、冷たいもの)
無理に固形物を食べさせる必要はありません。栄養バランスよりも「喉ごしがよく、痛くないもの」を優先しましょう。
・おすすめの食べ物: 冷やした豆腐、プリン、ゼリー、ヨーグルト、バニラアイス、冷ましたおかゆ、かぼちゃポタージュ、冷やしうどんのくたくた煮
・避けるべき食べ物: カレーやスパイス類、醤油や塩分の濃い料理、ケチャップ、硬いパンや煎餅(傷口に刺さります)、熱すぎる料理
■ 歯磨き(仕上げ磨き)はどうすればいい?
歯ぐきが真っ赤に腫れて出血している時期は、無理に歯ブラシを使って仕上げ磨きをする必要はありません! 歯ブラシが当たると痛くて歯磨きが大嫌いになってしまいます。この時期は、お食事が済んだ後に少量のお水やお茶を飲ませてお口をゆすぐ(ブクブクうがい、または飲み込む)だけで十分です。症状が落ち着いて痛みが引いてから、柔らかい歯ブラシで再開しましょう。
■病院(小児歯科・小児科)での治療と受診の目安
ヘルペス性歯肉口内炎は、ウイルス感染症ですので根本的な治療薬として「抗ヘルペスウイルス薬(シロップや飲み薬)」が存在します。
発症してから発熱や口内炎が出て「できるだけ早い時期(発症から2〜3日以内)」に抗ウイルス薬を服用し始めると、ウイルスの増殖を抑え、熱が下がるのを早めたり口内炎の痛みの期間を大幅に短縮したりすることができます。
また、痛みを和らげるための解熱鎮痛剤(座薬やシロップ)や、お口の中に塗る保護軟膏を処方することも可能です。
■ こんな症状が見られたら至急受診を!
・半日以上おしっこが出ていない(おむつが濡れない)
・泣いているのに涙が出ない、口の中や唇がカラカラに乾いている
・ぐったりして目が合わない、呼びかけへの反応が鈍い
・高熱が4日以上続き、水分を全く受け付けない
これらは重度の「脱水症状」を起こしている危険なサインです。点滴治療や入院が必要になる場合がありますので、すぐに医療機関を受診してください。
3.ヘルペス性歯肉口内炎に関する愛知県長久手市藤が丘地域の方々からよくあるQ&A

お子様のヘルペス性歯肉口内炎について、愛知県長久手市藤が丘地域のお母様・お父様からよくいただく質問にくるみ歯科の女医チームがお答えします!
A. 唾液を介した接触を徹底的に防ぐことが大切です! お口の中に口内炎ができている時期は、唾液中に大量のウイルスが排出されています。
・タオル、ガーゼ、コップ、スプーンやフォークの共有を絶対に避ける
・食べ残しの回し食いをやめる
・おむつ交換やケアの後は、石鹸でしっかりと手洗いをする
・ご兄弟とは遊ぶおもちゃを分け、使ったおもちゃは消毒する
これらを徹底して二次感染を防ぎましょう。
Q. 一度かかったら、もう二度とかかりませんか?
A. 初回のような激しい全身症状(歯肉口内炎)が何度も起こることは稀です! 一度感染すると体内に抗体ができるため、再び全身に大量の口内炎ができたり歯ぐきが激しく腫れたりすることは基本的にありません。ただし、ヘルペスウイルスは体の神経節に潜伏し続けるため、大人になってから熱が出たり疲れたりした際に、唇の端に小さな水ぶくれができる「再発型ヘルペス(口唇ヘルペス)」として現れることがあります。
Q. 保育園や幼稚園にはいつから登園できますか?
A. 解熱し、お口の痛みが引いて普通に食事や水分が取れるようになってからです! ヘルペス性歯肉口内炎は学校感染症の指定疾患ではありませんが、熱があり水分や食事が取れない時期は登園できません。「熱が下がり、普段通りのお食事やお水がしっかり摂れて元気が戻っていること」を確認してから登園を再開しましょう。
4.一人で抱え込まずに小児歯科や専門の医療機関へ

大切なお子様がお口の激痛で泣き叫び、お水すら飲んでくれない日が続くと、ママやパパも精神的に参ってしまいますよね。
- ・ヘルペス性歯肉口内炎は、高熱とともに歯ぐきが激しく腫れ、お口全体に痛い口内炎ができる病気。
- ・発症初期(2〜3日以内)に小児歯科・小児科で抗ウイルス薬を処方してもらうと回復が早まる!
- ・家庭では「脱水症状」を防ぐため、しみない冷たい飲み物やゼリーを少量ずつ頻繁に与える。
- ・痛みが強い時期の歯磨きは無理せずお休みし、水うがいなどで対応する。
- ・食器やタオルの共有を避け、家族内での二次感染をしっかり予防する。
「口内炎がたくさんできてお水も飲まない」「歯ぐきからの出血が続いて心配」と気づいたら、一人で抱え込まずに小児歯科や専門の医療機関へすぐに見せにいらしてくださいね。
くるみ歯科こどもクリニックには、小さなお子様連れの親御様が安心してご来院できるよう、国家資格を持つ専任の保育士が常駐する「無料の託児サービス(キッズスペース)」をご用意しています。上のお子様の検診や処置中に下のお子様を預けたり、産後のママご自身のクリーニング中に託児を利用したりと、ゆったり過ごしていただけます。
また、長久手・藤が丘周辺の住宅地からもお車でスムーズにアクセスできる、広々とした専用の大型駐車場を完備しています。ベビーカーでのご来院や、抱っこ紐での移動も安心です。
5名の優しい女性歯科医師チームが、お子様の健やかな成長とお口のトラブルを、お母様・お父様と一緒に優しく温かくサポートします。
お口の中の激痛や体調不良でお困りの際はお気軽にお電話でお問い合わせください。皆様のご来院を、ドクター・スタッフ一同、心よりお待ちしております!
(お電話・24時間WEB予約は☆こちらから) くるみ歯科こどもクリニックは、長久手市・藤が丘エリアで親子の笑顔とお口の成長を支える歯科医院です。お子様のお口の粘膜チェック、ヘルペス性口内炎の診察・処方、水分補給アドバイスから小児歯科・予防歯科まで幅広く承っております。保育士による無料託児をご希望の方は、ご予約時にスタッフまでお気軽にお申し付けください。
- 院長:竹中 純子
- 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
- 電話番号:0561-56-4182
- ホームページ:https://kids-kurumi.com
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