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【小児歯科直伝】子どもの唇・舌の血が止まらない!噛み傷(咬傷)の正しい応急処置と受診目安

執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


愛知県長久手市、そして名古屋市名東区・藤が丘エリアの皆様、こんにちは。「くるみ歯科こどもクリニック」です。当院では女性院長をはじめとする5名の女医チームが、お子様が怖がらずに楽しく通える小児歯科・予防歯科を中心に、ご家族皆様の健やかなお口の成長を見守っています。


元気いっぱいなお子様が遊んでいて転んでしまったとき、ご飯を食べているとき、あるいはお部屋でドタバタと走っているとき……ふとした瞬間にこんなハプニングが起きて焦った経験はありませんか?


「転んだ拍子に下唇を思い切り噛んでしまい、口から血が溢れて止まらない!」 「食事中に舌をガツッと強く噛んでしまい、ギャン泣きしている……」 「歯医者さんで虫歯治療をした後、麻酔が効いている唇を面白がって噛んでしまいパンパンに腫れてしまった!」


お口の中や唇は血管が非常に細かく張り巡らされているため、ほんの小さな傷であっても唾液と混ざることで「大量の出血」に見え、お母様・お父様は血の気が引くほど驚かれてしまいますよね。


このように、歯で自分自身の唇や舌、頬の粘膜を強く噛んで傷つけてしまうことを専門用語で「咬傷(こうしょう)」と呼びます。


今回は、「お口の中を噛んでしまった直後に行うべき正しい応急処置」から、「縫合(縫う処置)が必要な危険な受診サイン」、「歯医者の麻酔後のうっかり噛みの防止策」まで、圧倒的なボリュームで優しく徹底解説します!


1.お口を噛んで血が出た!家庭で今すぐ行うべき「正しい応急処置」



お子様が唇や舌を噛んで泣き叫んでいるとき、保護者の方がパニックになってしまうとお子様もさらに恐怖を感じてしまいます。まずは落ち着いて、次のステップで応急処置を行ってください。

ステップ①:清潔なガーゼやティッシュで「圧迫止血」をする
お口の傷の手当てで最も有効かつ重要なのが「直接圧迫止血(ちょくせつあっぱくしけつ)」です。
手洗いを済ませ、清潔なガーゼ(なければティッシュやハンカチ)を用意します。
血が出ている傷口(唇や舌の噛み傷)をガーゼで直接しっかり挟み込むか、上からギュッと強く押さえます。
そのまま時計を見て「5分〜10分間」絶対に手を緩めずに押し続けます。
※「血が止まったかな?」と数十秒おきにガーゼを外して傷口を確認すると、固まりかけた血の固まり(血栓)が剥がれて再び出血してしまいます。ジッと我慢して押し続けるのがポイントです!

ステップ②:お口の中の血を吐き出させる
血がたくさん出ていると、お子様がパニックになってゴクゴクと血を飲み込んでしまうことがあります。血液を大量に胃に飲み込むと、後から気持ち悪くなって吐き気や嘔吐を引き起こす原因になります。
「血はごっくんしないで、ペッて吐き出そうね」と優しく声をかけ、洗面所やティッシュに向かって唾液と一緒に血を吐き出させてあげましょう。

ステップ③:傷口の周り(外側)を冷やす
止血が確認できたら、傷口が大きく腫れあがるのを防ぐために冷やします。 氷を直接傷口に当てると刺激が強いので、保冷剤を清潔なフェイスタオルで包み、くちびるや頬の外側から優しく当てるのが効果的です。



2.こんなときはすぐに病院へ!小児歯科を受診すべき「危険なサイン」



応急処置を行っても症状が治まらない場合や、傷口が深い場合は、迷わず小児歯科や歯科口腔外科を受診してください。

① 10〜15分以上しっかり圧迫しても血が止まらない場合
正しく圧迫止血を10分以上続けても、血がドバドバと溢れ出て止まらない場合は、比較的太い血管が傷ついている可能性があります。医療機関での止血処理が必要です。

② 唇や舌の傷口がパカッと大きく開いている(パックリ割れている)場合
噛んだ衝撃で傷口が深く裂け、パカッと大きく開いている場合は、自然治癒を待つと傷跡(歪みやしこり)が残ってしまう可能性があります。歯科医院で傷口を綺麗に洗浄し、細い糸で数本縫い合わせる(縫合術)処置が必要になります。

③ 歯も一緒にぶつけてグラグラしている・欠けている場合
転倒して唇を噛んだ場合、唇だけでなく「前歯」にも同時に強い衝撃が加わっているケースが非常に多いです。 「歯がグラグラ揺れている」「歯が欠けている・折れている」「歯がぐっと奥に凹んでいる」といった異常が見られたら、歯の神経を守るためにも至急受診が必要です。

④ 数日経っても痛みが強まり、ウミ(膿)が出て熱っぽくなった場合
お口の中は唾液の殺菌作用があるため本来は傷が治りやすい場所ですが、傷口から細菌が入って二次感染を起こすと、赤く腫れて激しい痛みが出たりウミが溜まったりします。抗生剤(化膿止め)の服用が必要になることがあります。


☆特にしがち!「歯科麻酔後のうっかり咬傷」に注意

小児歯科で虫歯治療をした後、保護者様が特に気をつけなければいけないのが「麻酔が切れるまでの間のうっかり噛み」です。


・なぜ麻酔後に唇を噛んでしまうの?
治療で局所麻酔を使うと、2〜3時間ほど唇や舌、頬の感覚が「正座した後の足」のように痺れて麻痺します。
小さなお子様にとって、この「自分の唇じゃないようなポワポワした感覚」は非常に面白く、違和感があるため、指でつまんだり、前歯でチクチクと強く噛んだり、引っ張ったりしてしまうのです。
麻酔が効いている間は痛みを感じないため、限界を超えて力いっぱい噛みちぎってしまうお子様も少なくありません。

・麻酔が切れた後に地獄の激痛が……!
麻酔が効いている間は平気ですが、2〜3時間経って麻酔が完全に切れた瞬間、噛みちぎった傷口から激しい激痛が襲ってきます! 翌日になると下唇が2倍〜3倍の大きさにパンパンに腫れあがり、表面が真っ白な巨大な口内炎(潰瘍)のようになってしまいます。

■「うっかり咬傷」を防ぐための予防アドバイス
麻酔が完全に切れるまで(約2〜3時間)は食事・おやつを絶対に控える!
どうしてもお腹が空いた場合は、噛まずに飲めるゼリー飲料や冷たいジュース・牛乳にする。
お子様が唇をモグモグ・プチプチ噛んでいないか、保護者様が隣でしっかり見張ってあげる。
・もしうっかり噛んでしまって唇が真っ白に腫れあがってしまった場合は、触らずに小児歯科へご連絡ください。お口の中に塗る軟膏(軟膏薬)を処方し、痛みを和らげるケアを行います。



3.咬傷(お口の噛み傷)に関する愛知県長久手市藤が丘のみなさまからよくあるQ&A



お子様がお口や唇を強く噛んでしまった際の愛知県長久手市藤が丘地域のみなさまからよくある疑問について、くるみ歯科の女医チームがお答えします!


Q. 唇を噛んだ場所に「黒い水ぶくれ(血豆)」ができました。潰した方がいいですか?
A. 絶対に潰さないでください! 強く噛んだ刺激で粘膜の中で出血すると、黒紫色の血豆(血腫)ができることがあります。これを爪や針で潰すと細菌感染を起こして化膿する危険があります。通常は数日から1週間ほどで自然と体に吸収されて小さくなって消えていきますので、触らずそっとしておきましょう。

Q. 傷口に大人用の「口内炎の塗り薬」や「消毒液」を使ってもいいですか?
A. 市販の傷口用消毒液をお口の中に塗るのは絶対にNGです! マキロンなどの市販の皮膚用消毒液は誤飲の危険があるため、絶対にお口の中や唇の裏側には使わないでください。また、大人用の口内炎薬はお子様には刺激が強すぎることがあります。小児歯科で安全なお子様用の粘膜保護軟膏を処方いたしますので、まずはご相談ください。

Q. 唇を縫うことになった場合、傷跡(痕)は残ってしまいますか?
A. お口の粘膜は非常に再生能力が高いため、綺麗に治ることがほとんどです! 顔の表面の皮膚に比べて、お口の中や唇の粘膜は傷の修復スピードが圧倒的に早いです。適切な時期に綺麗に縫合処置を行えば、成長とともに傷跡はほとんど目立たなくなりますので安心してくださいね。



4.一人で悩まずに小児歯科の専門家へ



お子様がお口や唇を強く噛んでしまい、血がダラダラと出てくると、お母様・お父様はパニックになってしまいますよね。


  1. 慌てず、清潔なガーゼで傷口を「5分〜10分間」強く挟んで直接圧迫止血する!
  2. 血は飲み込ませず、ペッとお口の外に吐き出させる。
  3. ・10分以上血が止まらない、傷口がパックリ割れている、歯もグラグラしている場合は至急小児歯科へ!
  4. ・歯医者さんの麻酔後は、麻酔が切れるまで唇を噛まないよう保護者様が見守る。


「血は止まったけれど傷口が大きくて心配」「歯もぶつけていないか一緒にチェックしてほしい」と思ったら、一人で悩まずに小児歯科の専門家へ気軽に見せにいらしてくださいね。


くるみ歯科こどもクリニックには、小さなお子様連れの親御様が安心してご来院できるよう、国家資格を持つ専任の保育士が常駐する「無料の託児サービス(キッズスペース)」をご用意しています。上のお子様の検診やケガの処置中に下のお子様を預けたり、産後のママご自身のクリーニング中に託児を利用したりと、ゆったり過ごしていただけます。


また、長久手・藤が丘周辺の住宅地からもお車でスムーズにアクセスできる、広々とした専用の大型駐車場を完備しています。ベビーカーでのご来院や、抱っこ紐での移動も安心です。


5名の優しい女性歯科医師チームが、お子様の健やかな成長とお口のトラブルを、お母様・お父様と一緒に優しく温かくサポートします。


急な怪我や出血の際もお気軽にお電話でお問い合わせください。皆様のご来院を、ドクター・スタッフ一同、心よりお待ちしております!


(お電話・24時間WEB予約は☆こちらから) くるみ歯科こどもクリニックは、長久手市・藤が丘エリアで親子の笑顔とお口の成長を支える歯科医院です。お子様のお口の外傷(ケガ・出血)、咬傷チェック、麻酔後のトラブル対応から小児歯科・予防歯科まで幅広く承っております。保育士による無料託児をご希望の方は、ご予約時にスタッフまでお気軽にお申し付けください。

くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

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