[診療時間] 平日:9:00-12:30、14:00-18:00
土曜日:9:00-13:00、14:00-17:30
[休診日] 日曜、祝日

医院ブログBlog

旅先で銀歯が取れたら?女医が教える「絶対NG行為」と「絶望を安心に変える緊急レスキュー術」


執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


いよいよ待ちに待った大型連休や旅行のシーズンがやってきました。リニモに乗って、あるいは名古屋駅から新幹線や飛行機に乗って、日常を離れた特別な場所へ。旅先での最大の楽しみといえば、その土地ならではの「美味しいもの」ですよね。

しかし、歯科医師として私たちが最も心を痛めるのが、連休明けに駆け込んでこられる患者様の「旅先で銀歯が取れて、何も食べられませんでした……」という悲痛な声です。
なぜ、よりによって「旅先」で銀歯は取れるのでしょうか? それには明確な理由があります。

旅先では、普段食べないような「粘着性のあるもの(お餅、キャラメル、ご当地のソフトキャンディ)」や、「硬いもの(塊肉、甲殻類、お煎餅)」を食べる機会が格段に増えます。さらに、移動の疲れや環境の変化によるストレスで、無意識に食いしばりが強くなることも。 こうした「いつも以上の負荷」が、実は数年前から寿命を迎えていた古いセメント(接着剤)の限界を突破させてしまうのです。

銀歯が取れた瞬間、お口の中に広がる冷たい金属の感触。そして、剥き出しになった象牙質に触れる冷たい風や飲み物のしみる痛み。この瞬間、楽しかった観光プランは「どこか近くに歯医者はないか?」という不安に塗り替えられてしまいます。

くるみ歯科の5名の女医チームは、そんなあなたのピンチを救いたいと考えています。 「取れた銀歯をどう保管すべきか?」「薬局で何を買えばいいのか?」「そもそも、取れたまま放っておくとどうなるのか?」

本記事では、旅先でのパニックを鎮めるための具体的なアクションプランを解説します。この記事を読めば、たとえ旅先で銀歯が取れても、冷静に対応し、残りの旅を笑顔で過ごすことができるはずです。


1.銀歯が取れた!その時お口の中で起きていることと、絶対NGな応急処置



■ 1. 放置は厳禁!「たかが銀歯」が招く恐ろしい二次被害


銀歯が取れた後の歯は、いわば「皮を剥かれた果物」のような状態です。非常にデリケートな象牙質が露出しており、細菌感染のリスクに晒されています。


  • 激痛の発生: 神経が生きている場合、冷たいものだけでなく、外気に触れるだけでも激痛が走ることがあります。
  • ・歯の移動: 歯は、隣の歯と支え合っています。銀歯がなくなった隙間を埋めようと、隣の歯がわずか数日で動いてしまい、元の銀歯が戻らなくなることがあります。
  • 虫歯の急速な進行: 剥き出しの穴に食べかすが詰まると、通常の数倍のスピードで虫歯が進行します。


■ 2. 【最重要】5名の女医が「絶対に止めて!」と叫ぶ3つのNG行為


旅先でパニックになると、ついやってしまいがちな「最悪の選択」があります。

  1. 市販の瞬間接着剤(アロンアルファ等)でくっつける これが最も危険です。瞬間接着剤は人体、特にお口の中の粘膜や神経には毒性が強く、神経を死なせてしまう原因になります。また、厚みが出てしまうため、噛み合わせが狂って他の健康な歯まで割ってしまう二次災害に繋がります。歯科医院での再装着も不可能になります。
  2. ・取れた銀歯をそのまま放置して、反対側だけで噛む 「帰るまで我慢すればいいや」と放置すると、前述した通り歯が動きます。また、反対側だけで噛むことで顎関節に異常な負荷がかかり、旅の後半に「顎が痛くて口が開かない」という事態になりかねません。
  3. ・取れた銀歯をティッシュに包んでポケットに入れる 高確率で紛失します。ゴミと間違えて捨ててしまったり、ティッシュの中で変形してしまったりします。

☆取れた銀歯を飲み込んでしまった場合、ほとんどは便と一緒に排出されますが、もし咳き込んだり呼吸が苦しかったりした場合は、気管に入った(誤嚥)可能性があります。すぐに旅先の救急病院へ。

☆穴が空いた部分は非常に汚れやすいです。毎食後、優しくうがいをして清潔に保ってください。ただし、爪楊枝などで無理に掃除しようとすると、象牙質を傷つけ痛みを増幅させます。

☆お子様の矯正装置が取れた場合も同様です。尖った部分が粘膜に刺さるようなら、薬局の『正露丸』などを詰めるのではなく、歯科用ワックスやガーゼで保護してください。

こちらのページでは金属アレルギーについて、解説しています。



2.旅先で途方に暮れる皆様へ、5名の女医が答える真実



Q1. 旅先の薬局で買える「救急セット」はありますか?
A. 残念ながら、日本には歯科用セメントを一般販売する習慣がありません。しかし、大きな薬局であれば、入れ歯安定剤や、緊急用の「仮封材(カリオストップなど)」を置いている場合があります。どうしても穴に食べかすが詰まって痛む場合は、これらで一時的に保護することができます。ただし、あくまで数時間の応急処置。翌朝には歯科医院を探してください。

Q2. 旅先の歯医者に飛び込んでも大丈夫ですか?
A. 基本的に「急患」として対応してくれる歯科医院は多いです。電話する際は「旅行者であること」「銀歯が取れて痛みがあること」「再装着を希望していること」を明確に伝えましょう。保険証を忘れても、後日精算や全額自己負担(後で払い戻し)で受診可能です。

Q3. 取れた銀歯を持っていく必要はありますか?
A. 絶対に持っていってください! 変形や虫歯がなければ、そのまま再装着できる可能性が高いです。作り直すとなると型取りが必要になり、旅先での滞在時間では間に合わなくなります。コンタクトレンズのケースや、小さなピルケースに入れて大切に保管しましょう。

Q4. 旅先のホテルで、激痛が走った時の対処法は?
A. まずは市販の鎮痛剤(ロキソニンやイブ)を服用してください。熱いお風呂やアルコールは血流を良くして痛みを増幅させるので、その夜は控えてください。

Q5. 5名の女医さんが旅行に行くとき、必ず持っていく「歯科グッズ」は?
A. 歯ブラシ、歯磨き粉、フロス、歯間ブラシと、そして普段使い慣れた痛み止めです。また、究極の救急グッズは「事前の検診」かもしれませんね(笑)。


  • 【銀歯が取れた際に避けるべきもの】
    • アイスクリームやカキ氷(露出した神経に激痛が走ります)
    • お煎餅、ナッツ類(歯が欠ける原因に)
    • キャラメル、ガム、ハイチュウ(他の銀歯まで連鎖的に取れる危険!)
    • オレンジジュースなどの酸が強いもの(象牙質を溶かします)



3.旅のパッキングに「歯科検診」を。くるみ歯科からの提案



旅行の準備で、服を選んだり、ホテルの予約を確認したりするのは楽しい時間です。そこにぜひ、「くるみ歯科での15分チェック」を加えてください。


当院では、お出かけ前の患者様に「接着確認」を行っています。 「この銀歯、もうすぐ寿命ですよ」「ここは少し虫歯になりかけているので、旅先で負荷がかかると危ないかも」といった、プロの目による予知診断。これがあるだけで、旅先での安心感は格段に変わります。(治療についてはこちら


もし、不幸にも旅先でトラブルが起きてしまったら、帰宅後すぐに当院へお越しください。 5名の女医チームが、旅先での応急処置の内容を確認し、最善の治療法をご提案します。取れた銀歯をただ戻すだけでなく、「なぜ取れたのか」という根本原因を徹底的に解決し、次の旅行では一切の不安なくお食事を楽しめるお口に仕上げます。

「旅先で銀歯が取れる」というハプニングは、知識があれば「致命的な絶望」から「コントロール可能なアクシデント」に変えることができます。


藤が丘、長久手の皆様が、旅先で美味しいものを心ゆくまで楽しみ、最高の笑顔で帰ってこられること。それが私たちくるみ歯科の願いです。


旅行の予定がある方はもちろん、「最近そういえば歯医者に行っていないな」という方も、旅の準備の一環として、お気軽に当院の扉を叩いてください。温かいスタッフと5名の女医が、あなたの「一生モノの笑顔」を全力でサポートいたします。


24時間Web予約も受付中。 (☆こちらから)藤が丘のこの場所で、皆様の健康と幸せな休日をお守りできる日を、心よりお待ちしております!

くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

    🚗 駐車場35台(専用14台+共同21台)
  • 🚶‍♀️ 藤が丘駅から徒歩7分!
  • 🦷 キッズスペース完備
  • 一時保育室もご利用いただけます