
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
育て中の親御様、あるいは甘いものが大好きな皆様。
明日はバレンタインデーですね。
「チョコを食べたらむし歯になるよ!」「おやつは控えなさい!」と、毎日自分やお子様に言い聞かせていませんか?甘いものを食べることは、日々の生活の中での大きな楽しみの一つですよね。しかし、それと同時に「食べたら歯が悪くなる」という罪悪感がつきまとうのも事実です。
実は、歯科医師の立場からお伝えしたい驚きの事実があります。それは、「チョコレートを食べることそのものが、即座にむし歯の原因になるわけではない」ということです。むし歯ができるまでには、食べ物の種類だけでなく、お口の中に「糖分」がある時間や、唾液の力、そしてケアの習慣といった複数の要素が複雑に絡み合っています。
つまり、ルールさえ正しく理解していれば、チョコや甘いものを楽しみながら、むし歯ゼロの健康な歯を維持することは十分に可能なのです。
特に、長久手市や藤が丘周辺にお住まいの皆様は、非常に健康意識が高く、お子様の食生活にも気を配られている方が多くいらっしゃいます。私たちは、そんな皆様に「我慢だらけの苦しい予防」ではなく、「知識を持って楽しく守る予防」を知っていただきたいと考えています。
キーワードは、「キシリトールの賢い活用」と「食べるタイミング(時間)」です。この2つをマスターするだけで、おやつタイムは怖いものではなくなります。本記事では、今日から実践できる「歯医者が教えるおやつの新ルール」について、徹底解説していきます。
1.「何を食べるか」よりも「どう食べるか」:時間の重要性

お口の中には常に多くの細菌がいますが、甘いものを食べるとその菌が糖分を分解して「酸」を作り出します。この酸が歯の表面(エナメル質)を溶かし始めることを「脱灰(だっかい)」と呼びます。
しかし、私たちの体には素晴らしい機能が備わっています。それが「唾液」です。唾液は、酸性に傾いたお口の中を中性に戻し、溶け出したミネラルを歯に戻す「再石灰化」という修復作業を行ってくれます。
・NGな食べ方(ダラダラ食い)
アメをずっと舐めている、チョコを仕事や勉強の合間に一粒ずつ何度も食べる、甘いジュースをペットボトルでちびちび飲む。これではお口の中が常に酸性のままになり、唾液による修復作業が追いつきません。これが「むし歯」への最短ルートです。
・OKな食べ方(メリハリ食い)
おやつの時間を「3時」などとしっかり決め、15分〜20分程度でパッと食べ終える。食べ終わった後に唾液がじっくり働く「休憩時間」を3時間以上作ってあげることで、歯は自らを守ることができます。
「チョコを食べても大丈夫」と言えるのは、この「唾液が活躍する時間」を邪魔しない食べ方ができている場合なのです。
・むし歯菌を「だます」?キシリトールの驚くべき効果
最近ではコンビニでも手に入る「キシリトール」。これは天然の甘味料ですが、普通の砂糖とは決定的な違いがあります。それは、「むし歯菌がエネルギーとして利用できない」という点です。
むし歯菌はキシリトールを取り込んでも酸を作ることができません。それどころか、無駄なエネルギーを使い続けて弱っていきます。さらに、キシリトール100%のガムやタブレットを噛むことで唾液の分泌が促進され、再石灰化が強力にサポートされます。

くるみ歯科で販売されている大人気の「しまじろうタブレット」などは、まさにこのキシリトールを100%配合した、歯医者が太鼓判を押すご褒美アイテムです。おやつの後にキシリトールを摂る習慣をつけるだけで、むし歯リスクは劇的に低下します。
・歯科医師が教える!お菓子の「選び方」ガイド
どうしてもチョコが食べたいなら、カカオ含有量が高いハイカカオのものや、砂糖の代わりにキシリトールが使われている「歯科専売チョコレート」を選ぶのがベストです。 また、お菓子の種類によってもリスクは変わります。
- ・リスク高:キャラメル、アメ、ハイチュウ(歯に密着する時間が長く、糖分が残りやすい)
- ・リスク低:ゼリー、アイスクリーム、キシリトールチョコ(お口の中に残る時間が短い)
もちろん、アイスも「ダラダラ食べ」をすればリスクは高まります。あくまで「種類」と「時間」の両輪で考えることが、賢いおやつの楽しみ方です。
2.親御様からよくいただく「おやつの悩み」

愛知県長久手の親御様からよくいただく「おやつの悩み」をまとめました。
A. 歯科医師としては、味覚が形成され、お口の菌の状態が安定する3歳頃までは控えることをおすすめしています。幼少期に強い甘さに慣れてしまうと、将来的に野菜などの素材の味を嫌がるようになり、偏食の原因にもなり得ます。もし、上のお子様の影響などで避けられない場合は、まずは「キシリトール100%のチョコやラムネ」からデビューし、砂糖に触れる時期をできるだけ遅らせるのが賢明です。
Q2. 「砂糖不使用」と書いてあれば、どれだけ食べても大丈夫?
A. 注意が必要です!「砂糖不使用」であっても、果糖やブドウ糖が含まれていれば、むし歯菌は酸を作ることができます。パッケージの裏を見て、甘味料が「キシリトール100%」であるかを確認するのが一番の安心材料です。
Q3. スポーツ飲料や乳酸菌飲料は体に良いイメージですが、歯にはどうですか?
A. 歯にとっては、実は「要注意」な飲み物です。スポーツ飲料や乳酸菌飲料には、想像以上に多くの砂糖が含まれており、かつ酸性度も高いため、歯を直接溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因にもなります。日常の水分補給はお水かお茶にし、これらの飲料もおやつの一部として、決まった時間だけに楽しみましょう。
Q4. おやつの後にすぐ歯が磨けない場合、何ができる?
A. 諦める必要はありません!まずは「お水やお茶を飲む、またはうがいをする」だけで、お口の中の糖分を物理的に洗い流すことができます。その後、仕上げにキシリトールガムやタブレットを一粒舐めれば、唾液の分泌が促され、酸の中和が早まります。
Q5. くるみ歯科では、おやつや食事のアドバイスもしてくれますか?
A. はい、もちろんです!当院の5名の女医は、母親としての視点を持つスタッフも多く在籍しています。教科書通りの「ダメなもの」を並べるのではなく、仕事や育児で忙しい皆様が現実的に実践できる「代わりの提案」を大切にしています。一時保育を活用して、お母様がリラックスしながら、お子様の食事や癖についてじっくり相談していただくことも可能です。
・定期健診でお口の「通知表」をチェック
どんなにおやつのルールを徹底していても、お口の形状や歯並びによっては、どうしてもセルフケアで落としきれない汚れが溜まります。そこで不可欠なのが、歯科医院での「定期健診(プロケア)」です。
長久手のくるみ歯科では、単にむし歯を見つけるだけでなく、一人ひとりのライフスタイルを尊重した予防プログラムを構築します。
歯のエナメル質を強化し、酸に対する抵抗力を高めます。
・シーラント処理
汚れが溜まりやすい奥歯の深い溝をあらかじめ埋め、むし歯の発生を未然に防ぎます。
・染め出しによるブラッシング指導
どこにチョコの残りが溜まりやすいかをご自身の目で確認していただき、効率的な磨き方を伝授します。
定期健診に通うことは、お口の中をリセットするだけでなく、今の「おやつのルール」が正しく機能しているかを確認する大切な答え合わせの時間です。3ヶ月に一度のチェックが、将来の高額な治療費を抑える、最も利回りの良い投資になります。
3.楽しい食生活を「くるみ歯科」が全力サポートします

「甘いものは敵」だと決めつけて禁止するのではなく、「どうすれば美味しく、健康に、そして楽しく食べられるか」を一緒に考える。それが私たち、くるみ歯科の予防スタイルです。
愛知県長久手市、藤が丘周辺にお住まいの皆様が、お子様と一緒に笑顔でおやつタイムを楽しみ、同時に白く健康な歯を守り続けていけるよう、私たちはこれからも全力でお手伝いさせていただきます。5名の女医と専門知識豊富なスタッフが、キッズスペースや一時保育室を用意して、あなたのご来院を心よりお待ちしております。
また、矯正認定医によるの歯並び相談も行っております。おやつ習慣だけでなく、歯並びが原因で汚れが溜まりやすいといったご相談も大歓迎です。土曜診療も行っておりますので、平日はお忙しいパパ・ママも、ぜひご家族揃ってお越しください。
おやつは人生の彩りです。その彩りを一生楽しみ続けるために。まずは定期健診の予約という一歩から、新しい健康習慣をスタートさせてみませんか?お電話、または公式Webサイトより、お気軽にご予約ください。
- 院長:竹中 純子
- 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
- 電話番号:0561-56-4182
- ホームページ:https://kids-kurumi.com
駐車場35台(専用14台+共同21台) -
藤が丘駅から徒歩7分!
キッズスペース完備- 一時保育室もご利用いただけます