こんばんは、くるみ歯科こども歯科で
矯正歯科治療を担当しています山岡です
最近、矯正のカウンセリングでよく
「子どもの矯正治療はいつから開始したら良いですか?」
という質問を受けます💡
そこでお子さんの矯正タイミングについて
僕の考えをお伝えしていこうと思います。
これまで大学病院や歯科医院での矯正治療を多数経験してきましたが、
その中でも子どもの矯正治療が難しいと感じています❗️
その理由は、子どもは「成長🌱」という、予測が難しい因子を持っているからです💡
僕が生まれる前から、顎骨や歯牙の大きさの研究は進められていて、
各年代の平均値のようなものは存在するのですが、
実際の顎の大きさや永久歯の大きさは遺伝子で決まっています。
そのため、どのくらいの大きさなのか予測することはできても、
その大きさ自体を外から矯正の力を加えて大きくしたり、
小さくしたりすることは、今の矯正技術では困難です💦
したがって、矯正治療で歯の並びはコントロールできても、
顎の大きさまではコントロールができないため、
子どものころに矯正治療を受けたが、
成長とともに顎の大きさが予想よりも大きくならず、
永久歯が歯列に入りきれずに凸凹になることがあります。
矯正歯科医師は伝統的に、
第一期治療と第二期治療とういう治療法をとる場合が多いです。
大きく分類すると第一期治療は12歳臼歯が出る前、
第二期治療は12歳臼歯が出た後に行う矯正治療になります。
第一期で治りきらない場合は、第二期で治しましょう、
という保険をかけているようになっています。
第一期治療の開始時期は、お子さんによって様々で
一概に何歳で始めた方が良いとは言えないのですが、
お口の中の状況で早めに始めた方が良い症例があります。
①指しゃぶりや舌を出す癖がある
:癖によって歯並びが悪くなる
②上の前歯が著しく出ている
:外傷でケガをするリスクが上がる
③永久歯の本数異常(多い、少ない)や埋まっている場合
:隣の歯の根にダメージを与える場合があります
④前歯が反対に咬んでいる場合
:下の前歯の歯肉がダメージを受けます
このような状態が見つかりましたら、
ぜひ歯科医院での矯正相談をお勧めします。
いずれも成人してからあの時に治しておいたら良かったのにと、
後悔するケースが多いです。
次回は第二期治療についてお話ししたいと思います☺️
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