
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
朝、洗面所で歯を磨いているときに、ふと吐き出した水に血が混じっていた。あるいは、リンゴをかじったときにうっすらと赤くなっていた。そんな経験はありませんか?「あ、少し強く磨きすぎたかな?」「たまたま体調が悪かっただけかも」と、そのまま様子を見てしまう方は少なくありません。
しかし、歯科医師の立場からお伝えすると、「健康な歯ぐきからは、普通のブラッシング程度で出血することはありません」。
歯ぐきからの出血は、体が出している「SOS」のサインです。お口の中で炎症が起きており、細菌と戦っている証拠なのです。これを放置することは、火事の警報器が鳴っているのにスイッチを切って無視するのと同じくらい、将来のリスクを招く行為です。
特に長久手市や藤が丘周辺にお住まいの皆さまは、お仕事や子育て、学業で忙しい日々を過ごされていることでしょう。「歯科医院に行く時間がなかなか取れない」というお気持ちもよくわかります。しかし、お口の健康は全身の健康の入り口です。出血を放置することで、結果的に大切な歯を失ったり、大きな病気に繋がったりすることも珍しくありません。
この記事では、歯ぐきから出血する原因、放置した場合の恐ろしいリスク、そして「くるみ歯科こども歯科」で行っている治療や予防策について詳しくお話しします。当院には5名の女医が在籍し、キッズスペースや一時保育室も完備しております。小さなお子様連れの方も、土曜診療をご希望の方も、まずはこの記事を読んで「今、自分のお口の中で何が起きているのか」を知ることから始めてみてください。
1.なぜ血が出るの?症状の説明と治療の重要性

歯ぐきから出血する原因の約9割は、「歯周病(ししゅうびょう)」によるものです。歯周病は、大きく分けて「歯肉炎(しにくえん)」と「歯周炎(ししゅうえん)」という2つの段階に分類されます。
歯と歯ぐきの境目(歯肉溝)に、「プラーク(歯垢)」という細菌の塊が溜まると、細菌が出す毒素によって歯ぐきが赤く腫れ、毛細血管がもろくなります。この状態でブラッシングの刺激が加わると、容易に出血します。これが「歯肉炎」です。 この段階の最大の特徴は、「適切なケアを行えば、元の健康な状態に戻せる」ということです。まだ歯を支える骨までは壊されていないため、歯科医院でのクリーニングと毎日の正しい歯磨きで、完治を目指すことができます。
・歯周炎:骨が溶け始める「沈黙の病」
歯肉炎を放置すると、炎症は歯ぐきの奥深くまで進行し、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。これが「歯周炎」です。歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、さらに細菌が溜まりやすくなるという悪循環に陥ります。 厄介なのは、この段階でも「激しい痛み」を感じることが少ない点です。「時々血が出るけれど、痛くないから大丈夫」と放置している間に、お口の中では着実に破壊が進んでいきます。
「くるみ歯科こども歯科」での治療アプローチ
長久手市の皆さまに、末永くご自身の歯で食事を楽しんでいただくために、当院では以下の治療・ケアを徹底しています。
まずは、歯周ポケットの深さや出血の有無、歯の揺れなどを細かくチェックします。現状を数値化し、患者様ご自身にも「今、どこが悪いのか」を正しく把握していただきます。
・プロフェッショナル・クリーニング(スケーリング)
歯ぐきの溝に溜まった「歯石」は、石のように固まっており、ご自宅の歯磨きでは絶対に落とせません。当院の歯科衛生士が、専用の超音波器具などを用いて、隅々まで汚れを除去します。
・プロによるブラッシング指導
歯の並びや磨き方の癖は、お一人おひとり異なります。「磨いている」と「磨けている」の差を埋めるために、当院では5名の女性歯科医師と経験豊富な歯科衛生士が、あなたに最適な磨き方を丁寧にお伝えします。
・女性医師ならではの寄り添った診療
「歯科医院が怖い」「何をされるか不安」という方でも安心していただけるよう、当院では女性医師を中心とした、優しく丁寧な説明と痛みに配慮した治療を心がけています。。
歯ぐきからの出血を「ただの出血」と思わず、早期に治療を開始することには大きなメリットがあります。治療期間が短く済むだけでなく、将来的に自分の歯で美味しく食事を続けられる可能性が格段に高まるからです。
2.放置した場合のリスク:歯を失うだけでなく、全身の健康を脅かす恐怖

「歯ぐきからの血くらいで大げさな…」と思われるかもしれません。しかし、出血を放置し、歯周病を進行させてしまった場合のリスクは、お口の中だけに留まりません。
■ 日本人の抜歯原因、第1位は歯周病
驚かれるかもしれませんが、日本人が歯を失う原因のトップは虫歯ではなく歯周病です。歯を支える土台である骨が溶けてしまえば、たとえ虫歯ひとつない綺麗な白い歯であっても、根元からグラグラになり、最終的には自然と抜け落ちてしまいます。一本の歯を失うと、隣の歯にかかる負担が増え、次々と歯を失う「ドミノ倒し」のような崩壊が始まります。
■ 恐ろしい「全身疾患」との関連性
最新の医学研究により、お口の中の炎症(歯周病菌やその毒素)が血流に乗って全身を巡り、深刻な病気を引き起こしたり悪化させたりすることが解明されています。
糖尿病: 歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼし合います。歯周病を治療すると血糖値が改善するというデータもあります。
心血管疾患: 血管が詰まる原因となり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。
誤嚥性肺炎: 高齢者の方で特に注意が必要なのが、お口の中の細菌が肺に入って起こる肺炎です。
早産・低体重児出産: 妊娠中の方は、歯周病菌による炎症物質が胎盤に影響し、出産リスクを高めることが分かっています。
・口臭の悪化と社会的リスク
歯ぐきの出血や膿は、独特の強い口臭を発生させます。自分では気づきにくいものですが、周囲への影響は大きく、コミュニケーションに自信をなくしてしまう原因にもなりかねません。
長久手市という豊かなコミュニティで、明るく健康的な生活を送るためには、お口の健康は欠かせない要素です。「くるみ歯科こども歯科」は、単に歯を治す場所ではなく、皆さまの「全身の健康」を守るゲートキーパー(門番)でありたいと考えています。藤が丘駅周辺にお勤めの方や、育児真っ最中の親御様も、ご自身の将来のために、今の出血を放置しないでください。
3.Q&A(予防と対策について)

患者様からよくいただくご質問にお答えします。
A1: それは逆効果です!出血している場所は、細菌が溜まって炎症が起きている場所です。そこを磨かないと、さらに細菌が増えて炎症が悪化し、より出血しやすくなります。「出血する場所こそ、優しく毛先を当てて磨く」のが正解です。数日間、適切な力加減で磨き続けると、炎症が治まり出血も止まってきます。
Q2:市販の「歯周病予防」の歯磨き粉を使えば、歯科医院に行かなくて済みますか?
A2: 市販の製品はあくまで「予防」や「症状の緩和」を助けるものであり、根本的な原因である「歯石」を取り除くことはできません。一度ついてしまった歯石は、歯科医院の専用器具でなければ落とせません。自己判断に頼らず、まずは一度プロのチェックを受けることを強くおすすめします。
Q3:小さな子供がいるので、自分の受診が難しいです。
A3: 当院にお任せください!「くるみ歯科こども歯科」では、一時保育室を完備し、専任の保育士も在籍しております(要予約)。キッズスペースも充実していますので、お子様と一緒にリラックスしてご来院いただけます。ママやパパが治療を受けている間、お子様も楽しく過ごせる環境を整えています。
Q4:仕事の関係で平日に行けません。
A4: 当院は土曜日も診療を行っております。藤が丘・長久手エリアにお住まい・お勤めの方が、週末を利用して定期的にお口のメンテナンスに通っていただける体制を整えています。
4.今日から始める、将来への投資

歯ぐきからの出血は、決しておろそかにしてはいけない、お口からの切実な「SOS」です。このサインを無視し続けることは、大切な歯を失うだけでなく、糖尿病や心疾患といった全身の健康を損なうリスクを抱えることになります。
長久手市の「くるみ歯科こども歯科」では、5名の女性歯科医師が、患者様一人ひとりの不安に耳を傾け、優しく丁寧な診療を提供します。キッズスペースや一時保育室、土曜診療など、皆さまが通いやすい環境を整えているのは、お口のトラブルを抱えるすべての方に、安心して一歩を踏み出していただきたいからです。
「少し血が出るだけだから」と諦めたり、後回しにしたりしないでください。今、適切なケアを始めることは、10年後、20年後のあなたが、自分の歯で美味しく食べ、楽しく笑うための最高のご褒美になります。
藤が丘・長久手エリアの頼れるパートナーとして、スタッフ一同、皆さまのご来院を心よりお待ちしております。まずはお電話、またはWebから、お気軽にご予約ください。
- 院長:竹中 純子
- 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
- 電話番号:0561-56-4182
- ホームページ:https://kids-kurumi.com
駐車場35台(専用14台+共同21台) -
藤が丘駅から徒歩7分!
キッズスペース完備- 一時保育室もご利用いただけます