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医院ブログBlog

長久手|歯に食べものが詰まる原因と治療・予防法を歯科医が解説

執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


「なんだか最近、食後に食べ物が歯に詰まることが増えたな…」


そう感じているあなた、もしかしたらそれはお口からのSOSかもしれません。

歯と歯の間に食べ物が挟まるのは、単なる「よくあること」ではなく、むし歯や歯周病、あるいは歯並びの変化など、様々な原因が隠れている可能性があります。

特に、今まで気にならなかったのに急に詰まりやすくなった場合は要注意です。


私たち「くるみ歯科こども歯科クリニック」には、愛知県長久手市にお住まいの多くの方が「歯に食べ物が詰まりやすい」というお悩みで来院されます。

このブログ記事では、なぜ歯に食べ物が詰まりやすくなるのか、その原因から、ご自宅でできるケア、そして歯科医院での治療法まで、分かりやすく解説していきます。あなたのそのお悩みを解決し、快適な食生活を取り戻すためのお手伝いができれば幸いです。



1.食べ物が歯に詰まるのはなぜ?その原因と放置するリスクを知ろう



食後に歯の間に食べ物が挟まるのは、非常に不快なものですよね。そして、その原因は一つだけではありません。様々な要因が複雑に絡み合っている場合もあります。ここでは、歯に食べ物が詰まりやすくなる主な原因と、それを放置することによって起こりうるリスクについて詳しく見ていきましょう。


歯に食べ物が詰まりやすくなる主な原因

虫歯
歯にむし歯ができると、歯の一部が溶けて穴が開いたり、表面がザラザラになったりします。この凹凸や穴に食べカスが入り込みやすくなり、食べ物が詰まる原因となります。特に、歯と歯の間にできたむし歯(隣接面う蝕)は、自覚症状が出にくい上、食べ物が詰まる症状で初めて気づくことも少なくありません。放置するとむし歯は進行し、神経まで達すると激しい痛みが生じることもあります。

歯周病
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が破壊されていく病気です。歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯ぐきが下がり、歯と歯の間の隙間が広がってしまいます。この隙間に食べ物が挟まりやすくなるのです。また、歯周病によって歯がグラつくようになると、食べ物の圧力によって歯が動き、さらに隙間が広がることもあります。歯周病は、最終的に歯が抜け落ちる原因となる恐ろしい病気ですので、早期の発見と治療が非常に重要です。

歯並びや噛み合わせの変化
元々歯並びが良くても、加齢による変化や歯ぎしり・食いしばりなどの習慣によって、歯の位置が少しずつ動いてしまうことがあります。また、詰め物や被せ物が合わなくなってきたり、外れたりすることで、その隙間に食べ物が詰まるようになることもあります。不自然な噛み合わせは、特定の歯に過剰な負担をかけ、それが原因で歯に隙間が生じたり、歯が欠けたりすることもあります。

不適切な歯科治療(詰め物・被せ物)
過去に治療した詰め物や被せ物が、経年劣化によって変形したり、隙間が生じたりすると、その部分に食べ物が詰まりやすくなります。また、詰め物や被せ物の形が適切でなかったり、適合が悪かったりする場合も同様です。外れた詰め物や被せ物を放置すると、むし歯が再発しやすくなるだけでなく、歯が脆くなり、割れてしまうリスクも高まります。

加齢による歯ぐきの退縮
年齢を重ねると、歯ぐきが少しずつ下がってくることがあります。これにより、歯の根元が見えるようになり、歯と歯の間の隙間が広がるため、食べ物が挟まりやすくなります。これは自然な生理現象の一部ではありますが、歯周病が原因で歯ぐきが退縮している場合もあるため、注意が必要です。


放置するとどうなる?

歯に食べ物が詰まることを放置すると、様々なリスクが生じます。

むし歯の進行・再発
食べカスが詰まったままになっていると、そこが細菌の温床となり、むし歯が進行したり、治療済みの歯の周りに新たなむし歯ができたりしやすくなります。

歯周病の悪化
食べカスが歯周ポケットに溜まると、歯周病菌が繁殖し、歯周病が悪化する原因となります。

口臭の発生
食べカスが口の中に長時間残ることで、細菌が分解する際に発生するガスが口臭の原因となります。

不快感と食欲不振
食後の不快感から、食事を十分に楽しめなくなったり、特定の食べ物を避けるようになったりすることもあります。
「たかが食べ物が詰まるだけ」と軽く考えず、もし頻繁に気になるようでしたら、一度歯科医院で診てもらうことを強くおすすめします。


2.よくある質問について



「歯に食べ物が詰まりやすい」というお悩みに関して、患者様からよくいただくご質問とその回答、そして費用についてご説明します。

Q1. 歯間ブラシやフロスを使えば、詰まるのを防げますか?

A1. はい、歯間ブラシやフロスは、歯と歯の間の食べカスや歯垢を取り除くために非常に有効なツールです。これらを毎日のオーラルケアに取り入れることで、むし歯や歯周病の予防にも繋がります。ただし、すでにむし歯で穴が開いている、歯周病で歯ぐきが下がって隙間が大きくなっているなどの場合は、一時的な対処にしかなりません。根本的な原因を解決するためには、歯科医院での診察が必要です。

Q2. 治療は痛いですか?

A2. 当院では、患者様の痛みを最小限に抑えるための工夫をしています。表面麻酔の使用や、電動麻酔器を用いたゆっくりとした麻酔注射、そして治療中のこまめな声かけなど、患者様が安心して治療を受けられるよう配慮しています。もし痛みを感じやすい方や、歯科治療に恐怖心がある方は、遠慮なくスタッフにお申し出ください。

Q3. 治療期間はどれくらいかかりますか?

A3. 治療期間は、食べ物が詰まる原因や、お口の状態によって大きく異なります。例えば、小さなむし歯であれば1回の治療で済む場合もありますが、進行した歯周病や、複数の歯の治療が必要な場合は、数ヶ月かかることもあります。初診時に詳しく検査を行い、患者様のお口の状態に合わせた治療計画と、おおよその期間をご説明します。

Q4. 費用はどのくらいかかりますか?

A4. 治療内容によって費用は異なります。保険適用となる治療もあれば、保険適用外となる自費診療(自由診療)もあります。
治療計画を立てる際に、保険診療と自費診療のそれぞれのメリット・デメリット、そして費用についても詳しくご説明し、患者様のご希望に合わせて選択していただけるよう努めています。ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。



3.快適な食生活のために、お早めの受診を!



くるみ歯科こどもクリニックでは食べ物が詰まりやすい原因は多岐にわたるため、まずは精密な検査を行い、正確な診断を導き出します。


適切な診断と丁寧な治療計画

レントゲン撮影
肉眼では見えないむし歯や、歯を支える骨の状態を確認します。
口腔内診査
歯ぐきの状態や、詰め物・被せ物の適合、歯並びなどを詳しく診察します。
丁寧な説明
診断結果に基づき、患者様のお口の状態と治療の選択肢を、分かりやすい言葉で丁寧に説明します。メリット・デメリット、費用なども含めてご説明し、患者様ご自身が納得した上で治療法を選択できるようサポートします。

充実した予防歯科で健康な口腔環境を維持
治療が終わったらそれで終わりではありません。再発を防ぎ、長期的に健康な口腔環境を維持するためには、予防が非常に重要です。

プロフェッショナルクリーニング
歯石や歯垢を徹底的に除去し、むし歯や歯周病のリスクを低減します。
フッ素塗布
歯質を強化し、むし歯になりにくい歯を作ります。特にお子様には効果的です。
ブラッシング指導
患者様一人ひとりの歯並びや生活習慣に合わせた効果的な歯磨きの方法を丁寧に指導します。
定期検診
定期的に来院していただくことで、お口の状態の変化を早期に発見し、問題が大きくなる前に対応することができます。


当院では、患者様のお口の健康を生涯にわたってサポートできるよう、治療だけでなく予防にも力を入れています。


「歯に食べ物が詰まりやすい」というお悩みは、決して軽視してはいけないお口からのサインです。放置すればするほど、むし歯や歯周病が進行し、より複雑な治療が必要になる可能性が高まります。


愛知県長久手市の「くるみ歯科こども歯科クリニック」では、女性歯科医師が中心となり、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診察と治療を提供しています。お子様から大人の方まで、安心して通える歯科医院を目指していますので、どんな些細なお悩みでもお気軽にご相談ください。


「あれ?いつもと違うな」と感じたら、ぜひ一度当院まで足をお運びください。皆様のお口の健康をサポートし、快適な食生活を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。


ご予約は、お電話またはWeb予約にて承っております。


くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

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