
くるみ歯科こども歯科クリニック
院長 竹中 純子
「歯茎から血が出る」「歯茎が赤く腫れている気がする」「口臭が気になる」。こんなお悩みを抱えていませんか?もしかしたら、それは歯肉炎や歯周病のサインかもしれません。
「歯肉炎と歯周病って、同じものじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。実は、この二つは密接に関わりながらも、明確な違いがあるんです。この違いを理解することが、お口の健康を守るための第一歩となります。
歯肉炎も歯周病も、放っておくと大切な歯を失ってしまう原因になりかねません。しかし、適切な知識とケアがあれば、その進行を食い止めることができます。愛知県長久手市にある「くるみ歯科こども歯科クリニック」では、地域の皆様に歯肉炎と歯周病の正しい知識をお伝えし、一人ひとりに合った予防法や治療法をご提案しています。
この記事では、歯肉炎と歯周病の違いから、それぞれの症状、そして「くるみ歯科こども歯科クリニック」だからこそ提供できる安心のケアについて詳しく解説します。ご自身の、そしてご家族の歯の健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。
1.歯肉炎と歯周病:症状のサインと進行のステップを理解する

私たちの口の中には、常にたくさんの細菌が存在しています。これらの細菌が、食べかすの糖分などと混じり合って歯の表面に付着し、プラーク(歯垢)を形成します。このプラークが、歯肉炎や歯周病の主な原因となります。
歯肉炎は、歯周病の初期段階にあたります。プラーク中の細菌が、歯と歯茎の境目に炎症を引き起こすことで起こります。
主な症状
歯茎の赤みや腫れ: 健康な歯茎は薄いピンク色ですが、歯肉炎になると赤みを帯び、少し腫れたように見えます。
歯磨き時の出血: 歯磨き中に歯ブラシが少し当たっただけで、歯茎から血が出ることがあります。これは炎症が起きているサインです。
口臭: 細菌が増殖することで、口臭が発生することもあります。
歯肉炎の特徴は、まだ歯を支える骨(歯槽骨)には影響が及んでいないことです。そのため、この段階で適切なケアを行えば、元の健康な状態に回復させることが可能です。毎日の丁寧な歯磨きと、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(歯石除去など)が非常に重要になります。
ステップ2:歯周病(PERIODONTITIS)への進行
歯肉炎の状態を放置してしまうと、炎症がさらに進行し、歯を支える骨にまで影響が及びます。これが歯周病(歯周炎)です。プラークが石灰化して歯石となり、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)に付着します。この歯石の表面はザラザラしているため、さらにプラークが付着しやすくなり、細菌が深く入り込みやすくなります。
主な症状
歯周ポケットの深化: 炎症が進行すると、歯と歯茎の間の溝が深くなり、そこに細菌がさらに溜まりやすくなります。
歯茎の退縮: 歯を支える骨が溶かされることで、歯茎が下がって歯が長く見えたり、歯の根元が露出したりします。
歯のぐらつき: 骨の破壊が進むと、歯を支える力が弱まり、歯がぐらつくようになります。
膿(うみ)が出る: 炎症がさらに悪化すると、歯周ポケットから膿が出ることがあります。
強い口臭: 細菌の増殖と組織の破壊が進むことで、より強い口臭が発生します。
歯の位置の変化: 歯が移動したり、歯と歯の間に隙間ができたりすることもあります。
歯周病は、一度破壊された骨や歯周組織を完全に元の状態に戻すことは非常に難しいとされています。しかし、適切な治療とセルフケアを継続することで、進行を食い止め、現状を維持することは十分に可能です。
2.歯肉炎と歯周病の決定的な違い

まとめると、歯肉炎と歯周病の最も大きな違いは、歯を支える骨(歯槽骨)に影響が及んでいるかどうかです。
- 歯肉炎: 歯茎にのみ炎症が起きている状態。骨には影響なし。適切なケアで回復可能。
- 歯周病: 歯茎だけでなく、歯を支える骨(歯槽骨)も破壊され始めている状態。進行すると歯が抜け落ちる。回復は難しいが、進行抑制は可能。
予防の重要性
どちらの病気も、最大の原因は歯と歯茎の境目に溜まるプラークです。プラークコントロールが不十分だと、歯肉炎から歯周病へと確実に進行してしまいます。
したがって、歯肉炎の段階で早期に発見し、適切な処置を行うことが、歯周病への進行を防ぐ上で極めて重要です。そのためにも、日々の丁寧な歯磨きと、定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングが欠かせません。症状がないからといって放置せず、少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院を受診しましょう。
3.歯肉炎・歯周病の治療と予防に関するよくある質問

「歯肉炎ってどれくらいで治るの?」「歯周病の治療って痛い?」など、ご来院いただく前には色々な疑問があるかと思います。ここでは、よくあるご質問とその回答をご紹介します。
A1. 歯肉炎の段階であれば、毎日の丁寧なブラッシングとデンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアを徹底することで、症状が改善する可能性は十分にあります。しかし、歯にこびりついた歯石は、ご自身の歯磨きだけでは除去できません。歯石の表面はザラザラしているため、細菌が付着しやすく、歯肉炎を悪化させる原因となります。そのため、歯肉炎であっても、歯科医院での専門的なクリーニング(歯石除去)を受けることを強くおすすめします。
Q2. 歯周病の治療は痛いですか?
A2. 歯周病の治療内容によって異なりますが、当院では患者様の痛みを最小限に抑えるための様々な工夫をしています。
麻酔の使用: 歯石が深い場所に付着している場合や、歯周ポケット内の清掃を行う際には、必要に応じて麻酔を使用します。表面麻酔や電動麻酔器を使い、麻酔時の痛みも軽減するよう努めています。
丁寧な処置: 歯科衛生士が、患者様の状態に合わせて丁寧に歯石除去やクリーニングを行います。 歯周病が進行している場合は、外科的な処置が必要になることもありますが、その際も痛みに最大限配慮した治療を行いますのでご安心ください。
Q3. 歯周病は治りますか?
A3. 歯周病は、一度進行してしまうと、完全に元の状態(破壊された骨や組織)に戻すことは難しい病気です。しかし、適切な治療とセルフケア、そして歯科医院での定期的なメインテナンスを継続することで、進行を食い止め、現状を維持し、症状を改善させることは十分に可能です。歯周病が重症化する前に、いかに早く対処できるかが重要になります。
Q4. 歯肉炎や歯周病の予防のために、どのくらいの頻度で歯科医院に行けばいいですか?
A4. お口の状態によって最適な頻度は異なりますが、一般的には3ヶ月〜半年に一度の定期検診をおすすめしています。定期検診では、虫歯や歯周病のチェックだけでなく、歯のクリーニング(歯石除去、PMTC)、ブラッシング指導を行います。これにより、病気の早期発見・早期治療につながり、重症化を防ぐことができます。特に歯周病は自覚症状がないまま進行することが多いため、定期的なプロの目でチェックしてもらうことが非常に重要です。
Q5. 歯周病は全身の健康に影響しますか?
A5. はい、歯周病は全身の健康と深く関連していることが明らかになっています。歯周病菌や炎症物質が血液を介して全身に広がり、糖尿病の悪化、心臓病や脳卒中のリスク増加、誤嚥性肺炎、低体重児出産などとの関連が指摘されています。お口の健康は、全身の健康の入り口です。歯周病を予防し治療することは、全身の健康を守ることにもつながります。
4.歯肉炎のサインを見逃さないで!今すぐくるみ歯科こども歯科クリニックへ!

「歯茎が腫れている」「歯磨きすると血が出る」といった歯肉炎のサインは、歯周病へと進行する手前の、非常に重要な警告です。この段階で適切なケアを始めれば、大切な歯を失うリスクを大きく減らすことができます。
「くるみ歯科こども歯科クリニック」では、女性院長をはじめ5名の女性医師が、お子様から大人の方まで、皆様のお口の健康を全力でサポートいたします。特に、歯医者さんが苦手なお子様にも安心して通っていただけるよう、きめ細やかな配慮と優しい診療を心がけております。また、離乳食教室を通じて、ご家族皆様で健康な食育を学ぶお手伝いもしています。
長久手市にお住まいの皆様、そしてお口の健康に関心のあるすべての皆様。この機会に、ご自身の、そしてご家族の歯の健康について考えてみませんか?
気になる症状がある方はもちろん、今は何も症状がなくても、健康な歯を維持したいとお考えの方は、ぜひ一度「くるみ歯科こども歯科クリニック」へご相談ください。
私たちは、皆様がずっと笑顔で、美味しく食事をし、快適な毎日を送れるよう、心よりサポートさせていただきます。
ご予約は、お電話またはWeb予約にて承っております。スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。
- 院長:竹中 純子
- 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
- 電話番号:0561-56-4182
- ホームページ:https://kids-kurumi.com
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