診療時間 9:00-13:00 / 14:30-18:00
[休診日] 日曜、祝日

医院ブログBlog

歯石と歯垢の違いって?定期健診で健康な歯を保つ秘訣

執筆者
竹中 純子

くるみ歯科こども歯科クリニック

院長 竹中 純子


皆さんは、毎日歯磨きをしていますか?

「もちろん!」と答える方がほとんどだと思います。

では、歯磨きをしても、なんだかお口の中がすっきりしない、歯の表面がザラザラすると感じたことはありませんか?

それはもしかしたら、歯垢歯石が原因かもしれません。


「歯垢と歯石、何が違うの?」
「どちらも同じようなものじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、この二つは異なるもので、それぞれお口の健康に与える影響も大きく違います。このブログでは、愛知県長久手市にお住まいの皆さんのために、くるみ歯科こども歯科クリニックが歯垢と歯石の違いから、それらが引き起こす問題、そしてどうすればそれらを防げるのかを、わかりやすく解説していきます。あなたの疑問を解消し、お口の健康を守るための第一歩を踏み出しましょう!



1.歯垢と歯石の正体とは?お口のトラブルの元凶を徹底解剖!



歯垢(プラーク)とは?

まず、歯垢(プラーク)についてご説明しましょう。歯垢とは、歯の表面に付着する白っぽいネバネバした塊のことです。これは食べ物の残りカスと唾液中の成分が混じり合ってできる、と考える方もいらっしゃいますが、実は歯垢の主成分は細菌です。なんと、歯垢1mgの中には数億~10億個もの細菌が住み着いていると言われています。

これらの細菌は、私たちが食べた糖分をエサにして酸を作り出します。この酸が歯を溶かすことで、虫歯が発生します。また、歯と歯茎の境目に歯垢が溜まると、細菌が歯茎に炎症を引き起こし、歯肉炎や、さらに進行すると歯周病の原因となります。歯垢は食後数時間で形成され始め、たった1日で歯磨きでは落としにくい強固な膜を張ってしまうほど増殖が早いのが特徴です。そのため、毎日の丁寧な歯磨きが、歯垢を取り除く上で非常に重要になります。


歯石とは?

次に、歯石(しせき)についてです。歯石は、その名の通り「石」のように硬い塊で、歯の表面に強固に付着しています。では、この歯石は一体どのようにしてできるのでしょうか?

歯石の正体は、歯垢が唾液中のカルシウムやリンといったミネラルと結合して、石灰化したものです。つまり、歯磨きで取り除かれずに残ってしまった歯垢が、時間とともに硬く変化して歯石になるのです。歯石は、一度形成されてしまうと歯ブラシでは取り除くことができません。まるで貝殻が岩にこびりつくように、歯にしっかりとくっついてしまうため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要となります。

歯石の表面はザラザラしており、そのデコボコした構造がさらに歯垢を付着しやすくする温床となります。これにより、細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが格段に高まります。また、歯石は歯茎の上に見える「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」だけでなく、歯茎の中に隠れて見えない「歯肉縁下歯石(しにくえんかえんしせき)」もあります。特に歯肉縁下歯石は、歯周病の進行に深く関わっており、歯周ポケットをさらに深くする原因となります。


歯垢と歯石の違いをまとめると

  • 歯垢(プラーク):細菌の塊。粘着性があり、毎日の歯磨きで取り除ける。虫歯や歯周病の直接の原因。
  • 歯石:歯垢が唾液の成分と結合して石灰化したもの。石のように硬く、歯磨きでは取り除けない。歯周病を悪化させる温床となる。

この違いを理解することが、ご自身のお口の健康を守るための第一歩です。日々のセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることで、健康的で美しい歯を保つことができるのです。



2.くるみ歯科こども歯科クリニックのクリーニングはここが違う!



歯垢や歯石の除去は、歯科医院でのプロフェッショナルケアの代表的なものです。当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせて、最適なクリーニングを提供しています。


メリット
  • 丁寧なカウンセリングと検査
  • まずは、お口の中の状態を詳しく検査し、どこに歯垢や歯石が溜まっているのか、歯周ポケットの深さなど、具体的な問題点をご説明します。

  • 超音波スケーラーによる歯石除去
  • 歯に強固に付着した歯石は、超音波の振動を利用する専用の器具(超音波スケーラー)で効率的かつ安全に除去します。歯石の種類や付着量に合わせて、適切なアプローチを行います。

  • ハンドスケーラーによる精密な除去
  • 超音波スケーラーでは届きにくい部分や、歯周ポケットの奥深くにある歯石は、手動の器具(ハンドスケーラー)を使って丁寧に除去します。

  • PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
  • 歯の表面に付着した歯垢や着色汚れ(ステイン)は、専用のブラシやゴムカップ、研磨ペーストを用いて、徹底的に磨き上げます。これにより、歯の表面がツルツルになり、歯垢が再付着しにくくなります。

  • フッ素塗布
  • クリーニング後は、歯質を強化し、虫歯予防に効果的なフッ素を塗布することもあります。

  • ブラッシング指導
  • 毎日のセルフケアが何よりも重要です。患者様のお口の状態に合わせた歯ブラシの選び方や、正しい歯磨きの方法を丁寧に指導します。磨き残しが多い部分や、歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方なども実践を交えてアドバイスします。



くるみ歯科こども歯科クリニックでは、「痛くない治療」を心がけ、患者様の不安を最小限に抑えるよう努めています。定期的なクリーニングで、長久手市の皆様のお口の健康をサポートし、笑顔あふれる毎日を送っていただけるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。


3.よくある質問について:疑問を解消して、一歩踏み出しましょう!



歯石と歯垢、そして歯科医院でのケアについて、さらに疑問があるかもしれません。ここでは、患者様からよくいただく質問とその回答、そして費用についてご説明します。

Q1:どれくらいの頻度で定期健診に行けばいいですか?

A1:お口の状態によって異なりますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月に一度の定期健診をおすすめしています。歯周病のリスクが高い方や、虫歯になりやすい方は、より短い間隔での受診が望ましい場合もあります。定期的に受診することで、歯垢や歯石の蓄積を抑え、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながります。

Q2:歯石は自分で取ることはできますか?

A2:歯石は、歯垢が石灰化して硬くなったものですので、ご自身で完全に除去することはできません。無理に取ろうとすると、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがありますので、絶対にやめてください。歯石除去は、歯科医院で専用の器具と技術を持った歯科医師や歯科衛生士が行う必要があります。

Q3:クリーニングは痛いですか?

A3:基本的には、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、歯石が多く付着している場合や、歯茎が炎症を起こしている場合は、一時的にしみたり、チクチクとした痛みを感じることがあります。くるみ歯科こども歯科クリニックでは、患者様の痛みに配慮し、麻酔の使用や休憩を挟むなど、できる限り負担の少ない方法でクリーニングを行いますのでご安心ください。不安な点があれば、遠慮なくお申し出ください。

Q4:クリーニングの費用はどれくらいですか?

A4:歯周病の治療としての歯石除去は、基本的に保険適用となります。ただし、お口の状態や治療内容によって費用は異なります。例えば、歯周ポケットの深さによって治療回数や費用が変わることがあります。



4.今日から始めるお口のケア!くるみ歯科こども歯科クリニックと一緒に健康な未来へ



歯垢と歯石の違い、そしてそれがお口の健康に与える影響について、ご理解いただけたでしょうか?毎日の丁寧な歯磨きで歯垢を取り除くこと、そして定期的に歯科医院でプロのクリーニングを受けて歯石を除去することが、虫歯や歯周病からお口を守るための大切なステップです。


愛知県長久手市にある「くるみ歯科こども歯科クリニック」では、女性院長をはじめとする5名の女性歯科医師が、皆様のお口の健康をサポートいたします。お子様から大人まで、ご家族皆様で安心して通っていただけるよう、心を込めて診療を行っております。離乳食教室なども開催し、地域の皆様の健康に貢献できるよう努めています。


「最近歯医者に行ってないな」「歯のザラつきが気になる」「お子様の歯磨きについて相談したい」など、どんなことでも構いません。まずは一度、くるみ歯科こども歯科クリニックへお気軽にご相談ください。皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。

お電話でのご予約、またはWeb予約も可能です。


くるみ歯科こども歯科クリニック
  • 院長:竹中 純子
  • 住所:〒480-1135 愛知県長久手市下山3-1
  • 電話番号:0561-56-4182
  • ホームページ:https://kids-kurumi.com

    🚗 駐車場35台(専用14台+共同21台)
  • 🚶‍♀️ 藤が丘駅から徒歩7分!
  • 🦷 キッズスペース完備
  • 一時保育室もご利用いただけます